愛知県蒲郡市の中学校で今年3月、生徒の男女9人が、男子生徒1人を対象に「自殺に追い込む会」を作り、「死ね」などと言っていじめていたことが分かった。 同市教育委員会はいじめの事実を確認し、会を作っていた生徒らを指導した。 市教委によると今年3月末、生徒1人が「自殺に追い込む会」の結成を携帯電話のメールで呼びかけたところ、他の生徒8人が入会。男子生徒に「キモイ」「ウザイ」と言ったり、自宅前で「死ね」と叫んだりしたという。 別の生徒を通じて教員にいじめの情報が入ったため、学校側がやめるように指導したところ、いじめはなくなり、いじめていた生徒と保護者は男子生徒に謝罪したという。入会を呼びかけた生徒は、男子生徒と同じ部活動に所属し、仲が悪かったという。 同市教委学校教育課の平野正也課長は「いじめを認識したら素早く対応するよう各学校に徹底させる。二度とこうしたことが起きないよう再発防止に努めたい」と話