菅官房長官は午後の記者会見で、夏の参議院選挙のあとに野党側に協力を求めて、国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条の改正を実現したうえで、憲法に「環境権」を加えることを目指す考えを示しました。 この中で、菅官房長官は、「今の憲法の基本路線を守りながらも、まず96条を改正しなければ前に進まない。ほかの政党とも協力して改正する方が国民にも理解してもらえる」と述べ、夏の参議院選挙のあとに、野党側に協力を求めて、国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条の改正を実現したいという考えを示しました。 そのうえで、菅官房長官は、「環境問題は、今の憲法ができた当時はまったくなく、『環境権』を、『加憲』などの形で、憲法の中に入れていくのは当然のことだ」と述べ、今の憲法に足りない部分を補強する「加憲」によって、「環境権」を新たに盛り込むべきだという考えを示しました。 菅官房長官としては、連立を組む公明党が憲