タコの雌雄を見分けるには、足の先を見るとよいと言われています。 タコの雄は8本ある足のうち、1本が交接器になっていて先端には吸盤がないので、このように先端に吸盤のない足が1本あるものが雄です。 では、ブツ切りになって売られているタコの場合、どこをみれば区別がつくのでしょうか。 その場合は、吸盤の並び方を見ると分かります。 雄の吸盤は大小さまざまな大きさがあり、雑然と並んでいますが、雌の場合は比較的小さく同じ大きさの吸盤が、2列に整然と並んでいます。 これは、雄が縄張りや雌をめぐって、雄同士で喧嘩をすることと関係しています。 いざ、喧嘩になった時、大きな吸盤が武器となるため、雌のような小さな吸盤では役に立ちません。その点、雌は雄のように大きな吸盤を持つ必要がないのです。 雌のほうが、身の繊維が細かいため、やわらかく食べやすいと言われているのに対して雄は身が締まっているので、雌にくらべて固く歯