横綱日馬富士が東前頭8枚目の貴ノ岩をビール瓶で殴打し、「頭蓋底骨折、髄液漏などの疑いで全治2週間」と診断されたのは衝撃的だ。体罰まがいのかわいがりという言葉が存在する角界だが、日馬富士の行為は言語道断、おきて破りだと指摘する声が挙がっている。 相撲好きで格闘技全般に詳しく、新日本プロレスのリングドクターを務める医師の富家孝氏(70)は、「角界には昔から、『くらわす時でも頭と腹はやるな』という不文律がある。『くらわす』とは若手を指導したり注意する、『やるな』とは、そこだけは絶対避けろという意味。にも関わらず、横綱が相手の頭をビール瓶で殴ったというのは本当にショックだ」と首をひねる。 「稽古のとき、腹を殴ると腹腔内出血を起こし、頭の場合は致命傷になる恐れがある。2007年に時津風親方が弟子をビール瓶で殴って死亡させた事件で逮捕されて以来、稽古場で兄弟子が弟子を殴打することはなかっただけに、この
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