しずくい・しゅうすけ●1968年、愛知県生まれ。99年『栄光一途』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞、翌年、作家デビュー。2004年『犯人に告ぐ』で大藪春彦賞を受賞。『火の粉』『クローズド・ノート』『犯罪小説家』『仮面同窓会』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』など多彩な著作がある。 「今回は“家族を扱ったもので”というリクエストがあったんです。僕の作品はよく家族が出てきますし、担当編集の方も日々家庭での問題に直面しているらしく、そういう物語が読みたいと。それでストックの中から、今回のアイデアを選び出しました」 それは次のようなものだ。 「少年犯罪で、グループ内のトラブルから殺人事件に発展してしまうケースなどあるんですが、報道を見ていても人間関係や経緯が漠然としていて、よく分からないことがあります。そういう事件の関係家族、特に親は、どういう心境で報に接しているのだろうと気になってました。事件発生直後は
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