ウクライナのヤツェニュク首相は5日の閣僚会議で、ロシアがウクライナ向けの天然ガス価格の割引を破棄し、3月末比で約8割増の値上げを通告していることについて「政治的圧力による価格は受け入れない」と述べ、値上げ前の価格での購入継続を求めると述べた。 ウクライナは天然ガス供給の6割をロシアに依存。新政権を承認しないロシアはクリミア編入に加え、ガス供給など経済面でも圧力を強めている。 ロイター通信などによると、プロダン・エネルギー相はロシアとの交渉が不調に終わった場合には、国際的な仲裁裁判所に提訴する可能性にも触れ、圧力にあくまで対抗する意向を表明した。(共同)