GVA TECHの調査によると、多くの企業でシステム開発の受注契約書が専門家の確認を経ていない実態が明らかになった。契約先とのトラブルの原因には、「納期の遅れ」や「成果物の質」「責任の所在」が多く挙がった。 GVA TECHは2018年11月26日、システム開発関連の契約トラブル実態調査の結果を発表した。それによると、多くの企業で専門家による契約書の確認がないという実態が明らかになった。また、自身が関わるプロジェクトの契約内容について「理解していない」と答えた割合は3割を超えた。 まず、システム開発プロジェクトに関する契約先とのトラブルを経験したかどうかについて聞いたところ「10回以上」と回答した割合が8.3%に上った。「5~10回未満」が5.0%、「2~5回未満」が19.4%、「1回」が6.1%だった。 次に、システム開発に関する契約先とのトラブルの原因について、最も多かった回答は「納期