ガザでハマスに拘束されたイスラエル人人質の家族と支援者が、テルアビブのキリヤ軍事基地前で抗議を行った(9日) Photo: abir sultan/Shutterstock 【テルアビブ】ユダヤ人国家イスラエルとそれを支えるシオニストの運動は、以前より強くなって今回の危機を脱しつつある。それが1週間のイスラエル訪問を経て筆者が下した結論だ。筆者は、北部および南部の戦闘地域を訪れ、イスラム組織ハマスに占拠されたガザ地区周辺のキブツ(農業共同体)を見て回ったほか、政府高官から10月7日のハマスによる攻撃を生き延びて生活の立て直しに苦闘している人々まで、さまざまなイスラエル人と会った。イスラエルの結束は強まり、自分たちの国家のために戦うという国民の決意はさらに強固になっている。そして世界中のユダヤ人がシオニストの大義に尽くす決意を新たにしている。 筆者は、あらゆる政治的立場のイスラエル人と話した