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ブックマーク / satoshi.blogs.com (56)

  • 「RESTful MVC」なアーキテクチャの話

    最近、増井君と私でアーキテクチャの話をすることが多いのだが、そんなディスカッションの中で気に入っているのは左の図のようなアーキテクチャ。 もちろん、核となるのはビジネスロジックを含んだModelの部分。そこをしっかりと実装し、内部構造を隠す粒度の荒いインターフェイスを定義し、外から何をされてもデータの整合性が壊れない様にすることは何よりも大切。 そして、そのModel層へのインターフェイスを特定の言語に依存したクラスやAPIではなく、HTTP上でJSON(XMLでもかまわない)をやりとりするだけの RESTfulなWeb Serviceにすることがミソ。こうすることによりにより、どんなに締め切りに負われようが、誰がControllerを実装しようが「ずるができない」ように作っておく(ずる=来使うべき外部インターフェイスだけでなく、Model内部に直接アクセスして依存関係を作ってしまう事)

    「RESTful MVC」なアーキテクチャの話
  • HTML5時代の「運営しやすいアーキテクチャ」の話

    増井君と二人でPhotoShareというサービスを立ち上げてもう15ヶ月になるが、いろいろと学んだことがある。その中でもつくづく思うのは、サービスを作り上げる段階よりも、運営のことを考えた設計が大切なこと。つまり、メンテナンスしやすい、テストしやすい、多少のミスをしても大丈夫、こまめなアップデートがしやすい、作業分担がしやすい、などなどである。 そんななかで強く感じるのは、「AJAXを見た目や使いやすさの面だけに利用するだけでなく、『運営しやすいサービス』を作るのに利用できないか」ということである。 私のイメージするアーキテクチャを図にするとこんな感じになる。 まず一番の特徴は、テンプレート等を利用したHTMLのダイナミックな生成をすべてやめて、データ(JSONもしくはXML)だけをダイナミックに生成するようにし、HTMLはスタティック・ファイルをサーバー側に置いておく(上の図で、CSS,

    HTML5時代の「運営しやすいアーキテクチャ」の話
    denken
    denken 2009/10/19
  • Life is beautiful: OS-Xのメニューの位置が固定なのは「たとえ一点でもMicrosoftの方が正しかったこと」を認めたくないAppleの意地か?

    とりあえず右クリックすれば操作するべきメニューが出てて来るというのは意外と便利なんだけどね。コンテキストメニューがよくできてるというのはWindowsの美点のひとつだと思う。【いまどきWindowsなんぞを使うメリットはなにか - 狐の王国より引用】 ここのところApple製品のことばかり褒めているが、上のエントリーを読んで思い出したのが、Windows95のユーザーインターフェイスを設計していたころの話。「マウスのボタンは一つ」に必要以上にこだわるアップルに対して、二つあるマウスのボタンを最大に生かしたユーザーインターフェイスの一環として徹底的にこだわって作ったのが、このコンテキストメニュー。 今やいろいろな理由でぐだぐだになってしまったが、当時は「シングルクリックは選択」「ダブルクリックはデフォールト動作の実行」「右クリックはコンテキストメニュー」という大原則をOSだけでなく、Offi

    denken
    denken 2008/06/12
    手軽に必要な情報を得られるのはいいことです
  • iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか

    iPhoneに関しては、まだ誤解している人も多いようなので、念のために解説しておくと、iPhoneがこれほどまでに通信業界で注目されているのは、マルチタッチのUIを採用しているからでも、NextStepの血を引く最先端のiPhoneOSを積んでいるからでもない。NTTドコモなどの旧来型の通信キャリアからみれば「単なるデバイスの調達先」でしかなかったデバイスメーカーがキャリアのビジネスに口も手も出している点にある。 私がAppleとAT&Tの提携発表で一番驚かされたのは、その料金体系であった。パソコン並にネットワークを使うiPhone向けの使い放題プラン(日の「パケ放題」に相当する部分、ただし容量制限は一切ない)が月々わずか20ドルというのは、当に破壊的な価格である。この価格故にiPhoneは非常に魅力的なデバイスとなっているし、これだけ普及している。もちろん、それを実現するためにAT&

    denken
    denken 2008/06/09
    「「ソフトバンクが、そこそこの通話時間とパソコン並みの本当のデータ使い放題プランを組み合わせた「iPhoneプラン」を8000円ポッキリぐらいで提供する」と大胆に予想してみる。」
  • ソフトバンクのiPhoneについてひとことふたこと

    この度、ソフトバンクモバイル株式会社は、今年中に日国内において「iPhone」を発売することにつきまして、アップル社と契約を締結したことを発表いたします。【「iPhone」について | ソフトバンクモバイル株式会社より引用】 プレスリリースのこの短さは予想外。Appleからこれ以上のことは何も言ってはいけないと言われたのか これがAppleからではなく、ソフトバンクからアナウンスされたのは異例中の異例 「独占的に」と言っていないということは、Appleが独占権をソフトバンクに与えなかったということ たぶんまだドコモとの交渉は水面下で続いているのだろう ということで、作っているiPhoneアプリの日語化もそろそろちゃんと始めなければならない。忙しくなって来たぞ、と。

  • Ruby on Rails: なぜActiveRecordが必要なのか?

    Railsの勉強がしばらくストップしてしまったので、今日はビデオを見てお勉強。Rails Envyの「ActiveRecord Tutorial」は長さも25分とちょうど良いし、「ActiveRecordとはなんぞや」を具体例を交えて簡潔に教えてくれるのでとても良い勉強になる。 英語だが、冒頭の部分を乗り越えればあとはプログラミングの話なので、日人にもそれほど難しくないはず。念のため、オープニングの部分のみ、超訳しておいた。 ActiveRecordのアイデアは、いったいどこから来たのか? まずは"Active Record"の意味から (ActiveRecordではない点に注意) "Active Record"とは、デザイン・パターンの一つ。 どうやってデータベースにアクセスするか? SQLにプログラムから直接アクセスする方法もあるが...ちょっと不便 データベースのテーブルをオブジェ

  • Life is beautiful: Edward Tufteに学ぶプレゼンのスキル

    「スティーブ・ジョブスに学ぶプレゼンのスキル」は、このブログの人気エントリーの一つだが、ことプレゼンに関して私が師と仰ぐのはEdward Tufteである。日ではあまり名が売れていないようだが、米国では「データのプレゼン技法」に関しては第一人者で、も何冊も書いているし、全米各地でセミナーも行なっている。 私自身も、一日セミナーに参加したことがあるが、膨大な量の実例を集めて、それぞれのどこが優れているか、どこがダメなのかを的確に分かりやすく説明してくれるTufteは、まさに「プレゼンの神」であった。彼からは色々なことを教わったが、特に心に残り、今でも常に実戦しようと心がけていることは、 ・文字に頼らず、図を効果的に使うこと ・一度に見せる情報量を絞ること ・意味を持った色使いをすること の三つである。特に最後の「色も情報を運ぶことができる」という点は、それまで意識したことがなかっただけに

  • 優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない

    ちまたで問題になっているIPAフォーラム2007に参加した学生がエントリーを書いているのだが、それが半端じゃないぐらいのエンターテイメント。 ...IT産業というよりSIerの人気がないことについて語りたいだけなんじゃないかという顔ぶれだったし... ...はてなブックマークのコメントを見ている限りでは、パネリストの方々は相当現実の見えていない発言をしているようだ。... ...ITを専攻している学生達からは、「就職時にITスキルが問われないのだとしたら、大学でやっていることには何の意味があるのか」という質問が出ていたのだけど、明確な回答はなかったと思う。その人たちは、ちょっとショックを受けていたような気がする。... ...その流れで、「入社時にITのスキルを問わないというのは、Googleのような企業の方針とは反対であるが、それですばらしいサービスを作ることができるのか」という質問が出

    denken
    denken 2007/11/07
    「ちゃんと大学でコンピューター・サイエンスを学んだ学生は決して「入社時のスキルを問わない」ような企業には行くようなもったいないことをしては行けない。」
  • Life is beautiful: これは今年一番の名言かも。ちなみに、「業界の文鎮」とは?

    大変恐縮なのだが、私はこの参加者のすごさが全く理解できなかった。...なぜなら、彼ら「業界の重鎮」たちが、何を作ったのか、そこには全く書かれていないから。 【404 Blog Not Found:イメージを形にできない人は減衰するより引用】 たとえ今はたまたま一部上場企業の重役というタイトルを持っていても、その役職をはずしたら「ただの人」。そんな人たちを重鎮とは呼ぶべきではないし、そんな人たちが何を語ったところで業界の魅力はまったく伝わらない、という指摘。 私も今まで同じようなことをあの手この手で語っては来たのだが、ここまでクリアなメッセージを伝えることに成功できたことはなかったと思う。 ちなみに、文中に「ビジョンを語るのは文鎮の仕事じゃない。」と書いてあるが、これはなんなんだろうか?「役職の重さだけで偉そうにして座っている人=文鎮」という皮肉か?

    denken
    denken 2007/11/06
    「ちなみに、本文中に「ビジョンを語るのは文鎮の仕事じゃない。」と書いてあるが、これはなんなんだろうか?「役職の重さだけで偉そうにして座っている人=文鎮」という皮肉か?」
  • Life is beautiful: ひろゆき語録:たまたま分かっている人たちがそこにいただけ

    ニコニコ動画の開発ブログを読むと分かるんですが 開発した人たちもひろゆき氏の知名度を利用しようという意図があっただけで 特別なにもしてないんですよね・・・ (そういう意図があったことは人達も認めてるし) そういう意味では謙遜ではなくてただの事実なんですが,どうも画策した意図がうまく 回りすぎてて開発者達が過小評価されてひろゆき氏が評価されすぎてる気がする

  • Life is beautiful: プレゼン初心者が覚えておくべき3つのポイント

    プレゼンの初心者にありがちな失敗は、 ・自分の未熟なプレゼンのテクニックを気にしすぎてあがってしまう ・情報は多い方が良いと勘違いして、スライドをたくさんの文字で埋め尽くしてしまう ・その結果、観客に話しかけるのではなく、観客に背中を見せてスライドを読んでしまう ・結局何が言いたいのか全く伝わって来ない など。今日はそんな人に覚えてほしい三つのポイント。 1. 観客は「未熟なプレゼン」には寛大だが、「何を伝えたいのか分からないプレゼン」には厳しい 「自分はプレゼンが不得意」と思い込んでいる(もしくは悩んでいる)人はたくさんいると思うが、そんな人がまず覚えておくべきことは、観客が「未熟なプレゼン」にはけっこう寛大であること。小中学生ならいざしらず、社会に出てから「プレゼンターの未熟さ」笑う人はまずいないので、心配しなくても良い。逆に、観客が許してくれないのは「何を伝えたいのかが分からないプレ

  • テレビ番組の低俗化に関する一考察

    最近のテレビは面白くない・テレビ番組の低俗化が一層進んでいる・民放は視聴者を馬鹿にしたような番組しか作らない・最近の若い人たちはもうテレビは見ない、などの声は何年も前から聞く。その割になぜテレビ局のビジネスモデルが破綻しないのか、なぜ民放のプロデューサーたちが高給をもらい続けることができるのかが私には不思議でしょうがないが、そこはあまりにも奥が深い話なのでひとまず置いておいて、まずは「(視聴者が必ずしも望んでいないのに)なぜテレビ番組の低俗化が進んでしまうのか?」とう部分にフォーカスを当てて、一つづつ疑問を解消していきたいと思う。 私は「なぜテレビ番組の低俗化が進んでしまうのか?」という疑問に対する答えは、マクドナルドに代表される「ジャンクフード・ビジネスモデル」にあると思う。「ジャンクフード・ビジネスモデル」とは、慢性的な料不足にあった原始の時代から人間のDNAに刻み込まれた「とりあえ

  • 「音楽聴き放題」サービスのビジネスモデル

    音楽・映像・ゲーム(そして最終的にはさまざまなアプリケーションも)などのコンテンツは、有料であれ無料であれ、最終的には「聞き放題・見放題・遊び放題」のビジネス・モデルに収束していくと私は確信している。それゆえに、RhapsodyやNetflixなどのこのビジネスモデルでの先駆者には敬意も払っているし注目もしている。 今朝のWall Street Journalに、「音楽聴き放題サービス」の卸値(おろしね)の話が書かれていたので、メモ代わりにここに書いておく(新聞の切り抜きをスクラップしておいてもどうせなくすが、ブログに書いておけばなくす心配はないし、後でググれる)。 ・SoundExchangeというところが、音楽の卸売り業者である(後でリサーチ)。 ・2002年にSoundExchangeが一曲あたりの卸売り値(1ユーザーが1曲聞くたびにSoundExchangeに払うべき料金)を、0.

    denken
    denken 2007/06/22
    日本でこういうサービスをやるとどうなるんだろうと、J様に思いをはせながら考えるのです。
  • ウェブサービスAPIにおける『成りすまし問題』に関する一考察

    先週の末に、はてなのウェブ・サービスAPIを使ったMash-upアプリをFlash上で作り始めていきなりつまずいたのが、Cross-Domainセキュリティ。satoshi.blogs.comから取得したswfファイル上のActionScriptからb.hatena.ne.jp下にあるRSSフィードだとかXML-RPCにアクセスができないのだ。 「確か方法があったはず」と調べてみると、はてな側がサーバーにcrossdomain.xmlというファイルを置いて明示的にCross-Domainアクセスを許可していなければならない、という。そこで見つけたのが、「Flashから各APIの操作、データのロードができるよう、サーバ上に「crossdomain.xml」というポリシーファイルの設置をお願いしたい。」というはてなアイデアへのリクエスト。2006年の2月にリクエストが出されているのだが、11月

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    denken 2007/06/07
    なるほdp
  • 21世紀の錬金術:Web2.0バブルで一儲けする方法

    【材料】 ・小さな学生ベンチャー。東大・京大などの有名校の理学部・工学部の卒業生が集まって作った10人程度の企業。売り上げどころかビジネスプランすらちゃんと描けていないが、そこそこの技術力とハングリー精神だけはある、というタイプがベスト。資金は少ない方が良く、VCからの資金調達前でなければならない。 ・3~4億円程度の資金 ・欲の皮のつっぱった証券会社へのコネ 【レシピ】 1.まずは、顧客としてこのベンチャー企業にアプローチする。ビジネスプランもろくに持たないベンチャー企業の場合、とりあえずは「開発の下請け」でも何でもやって売り上げを立てなければならないので、その弱みを突く。Web2.0っぽいものならブログでもSNSでも何でも良いので、とりあえずシステム構築を発注する。この段階での発注額は二~三千万円ぐらいに抑えておくが、それでもこの会社にとっては「最大の顧客」となるはず。 2.その会社

  • Life is beautiful: 就職・転職活動に役にたつブログの書き方

    以前にも、「就職・転職活動にブログを利用すべき時代が来ている」と書いたことがあるが、今朝のWall Street Journalの「How Blogging on the Web Can Help You Get a New Job」という記事には、ブログが履歴書以上の価値を持ち始めていることが、ブロガーをピンポイントでヘッドハントするヘッドハンターの実例などを交えて述べられている。 その記事に、「Making Your Blog Recruiter Friendly」と称して「就職・転職活動に役にたつブログの書き方」が箇条書きにされてあったので、私のコメント(→以下)付きで紹介する。 ・ブログにタグラインを付けて、ブログのテーマを明確にする → 同意。私のブログの場合、「永遠のパソコン少年の理科系うんちく」がタグライン。もちろん、タグラインを付けるだけでなく、そのテーマにのっとったエント

    denken
    denken 2007/04/13
    そうだ実名ブログ書こう
  • Life is beautiful: CGMサービスの主役はサービスそのものではなく、ユーザーが作ったコンテンツ

    少し前のことだが、ある会社にCGMサービスのベータ版に招待された。先方としては、私にこのブログで紹介して欲しかったらしいが、とある理由でまだ紹介していない。今日は、その「とある理由」の解説。 新しいもの好きの私としては、さっそくユーザー登録をして自分なりのコンテンツ作りをしてみた。サービス自体はけっこう良く出来ており、出来たコンテンツも悪くない。そこで作ったコンテンツをこのブログで公開しようと、Permalinkを抜き出してブログに貼り付けるテストしてみたのだが、それがうまく行かないのだ。ログイン済みのユーザーがそのリンクをたどるとちゃんと私のコンテンツにたどり着くのだが、新規ユーザーがそのリンクをたどると、私の作ったコンテンツではなく、ユーザー登録画面が表示されてしまうのだ。 その会社としては、できるだけ多くの登録ユーザーを集めようと、そんな設計にしたのかも知れないが、これは私のようなブ

  • 株取引問題、解答編

    先日の頭の体操「株取引問題」。かなり手ごたえのある問題だったようだが、たくさんの正解が寄せられた。何よりも私にとって収穫だったのは、この問題には「ランダムウォーク問題」という名前が付いていることをコメント欄で教わったこと(感謝、感謝)。統計学の学者たちはすでにこの問題の面白さに気が付いて、色々と研究を重ねてきたらしい。 しかし、このコーナーの趣旨に基づき、あくまで中学生レベルの数学のみを使った模範解答をしめさなければならない。 この問題を解く時に、まず最初にしっかりと認識すべき点は、ある時点での(株の将来価格の)期待値は、その日の株価だけで決まる、という点である(問題中の「過去の株価の推移からは一切未来のことは予想できない」という言葉に注目)。つまり、期待値Eは、現時点の株価kの関数、E(k)として表すことが出来るのである。 次に着目すべき点は、株価がkだった次の日は、必ず株価はk-1また

  • ビルゲイツの面接試験―株取引編

    先日私が出した「亀の子算」に刺激されてUIEJのメンバーたちが幾つか問題を作ってくれたのだが、そこに一つとても面白いものがあったので、まずはそれを紹介する。 棒人間君が図のような(リンク先にある図のこと)魔の7段階段の5段目にいます。棒人間君は毎回コインを投げて、表が出れば上に一段登り、裏が出れば下に一段下がります。7段目にたどり着けばクリア、生きて帰れます。逆に1段目まで降りてしまったらゲームオーバー、死にます。さて、この棒人間君が生還できる確率は? もちろんコインの裏表は1/2の確率で等しく出るものとし、階段の途中でやめることはできないものとします。(ビルゲイツの面接試験ネタに便乗より引用)。 この問題には結構苦労してしまった。「暗算で解けるに違いない」と思った私は、夜になって布団に入ってから解こうとしたのだが、どうしても解けずに寝入ってしまったのだ。そこで翌日にノートとペンを持って昼

  • Life is beautiful: エンジニアとしての満足感をどこに感じるか

    先日の「IE3.0の10才の誕生日のエントリー」で、私が「エンジニア冥利に尽きる」という言葉を使ったことに対して、「ビジネスマン冥利にはつきそうだけど。エンジニア冥利な要素ってどのへんなんだろう?」という質問をいただいた。 質をついたするどい質問なので、どう答えようか悩んでいたのだが、良い例を思いついた。何年か前のイチローへのインタビューである。細かな言葉までは覚えていないが、こんな感じであった。 アナウンサー:イチローさん、今日は5打数4安打の大当たりでしたね。 イチロー:はい、でも試合には負けてしまいましたから。 アナウンサー:これで今年も200安打確実ですね。 イチロー:200は単なる通過点ですから。 アナウンサー:特に3回の二塁打の打球はするどかったですね。 イチロー:はあ、でも得点には結びつかなかったのが残念です。あそこは犠牲フライでも良いから1点ほしかった。 アナウンサー