数あるアイスクリームブランドの中でも、高価格帯で圧倒的な人気を誇る「ハーゲンダッツ」。世界中にファンを持つが、日本ではバニラ味がダントツで販売数量1位なのだという。なぜ、日本人はそこまでバニラアイスが好きなのか。経済ジャーナリストの高井尚之氏がその謎に迫った――。 日本での販売数量が1位の「ミニカップ バニラ」。発売35周年を記念し、6月にパッケージデザインを一新した(写真提供=ハーゲンダッツ ジャパン) 別格上位に君臨するブランドアイス スーパーやコンビニで手軽に買える「家庭用アイスクリーム」の市場は年々拡大し、2017年度には「5000億円」の大台を突破した。この春夏もアイスメーカーやコンビニから新商品が発売されている。だが「アイス売り場」の激戦区で生き残るのは、ほんのわずかだ。 そんな家庭用アイス市場で、年間売上高100億円を超えるメガブランドは、1位「明治 エッセルスーパーカップ」
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