長らく低迷が続いてきた缶コーヒー市場が、活気づいている。なかでも2008年に入ってから伸長著しいのが、消費者の健康志向を受けた「微糖・無糖」カテゴリーだ。市場の6割を占めるミルク・砂糖入りの「スタンダード」カテゴリーが低迷するなかで、その落ち込みをカバーする勢いで市場を牽引している。 (文/平林理恵) 「ワンダ 金の微糖」がヒットし、“微糖”ブームに 以前からあった「微糖・無糖」カテゴリーが、一躍消費のど真ん中に躍り出るきっかけをつくったのは、1月にアサヒ飲料が発売した「ワンダ 金の微糖」。これは、コロンビア産の高級豆を使用することで、しっかりとしたコーヒーの味わいを残しつつ糖類を74%カットしたプレミアムタイプの微糖缶コーヒー。 「本当は、ミルクも砂糖も入ったスタンダードが飲みたいけれども、健康が気になってやむなく微糖や無糖を飲んでいた人を引き付けた」(アサヒ飲料)ことで売り上げを伸ばし
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