マサチューセッツ州ケンブリッジ発--一般大衆向けの低価格コンピュータが、また一歩実現に近づいた。 マサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Lab創設に携わったNicholas Negroponteは米国時間28日、発展途上国の子供向けに設計した、ゼンマイで動く100ドルのノートPCについて詳細な仕様を説明した。 Negroponteは、1月にスイスのダボスで行われたWorld Economic Forum(ダボス会議)でこのノートPCの原案を発表していた。MITと同氏が主催する非営利団体「One Laptop Per Child」は、子供たちに最大1500万台のテストシステムを提供すべく、ブラジル、中国、タイ、エジプト、南アフリカの5カ国と交渉中だという。 さらに、マサチューセッツ州もMITと協力し、同州内の学校の児童にこのノートPCを配る計画を進めていると、Negroponteは