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2015年2月12日のブックマーク (2件)

  • キャッシュDNSサーバのDNSSEC対応

    今回は、DNSSECの検証機能を有効にしたキャッシュDNSサーバを構築・運用する方法について解説する。 DNSSECにおけるキャッシュDNSサーバの役割 キャッシュDNSサーバは、名前解決を依頼するクライアントと権威DNSサーバの間に立ち、反復検索を行うサーバである。DNSSECにおいて検証を担当するものを「バリデータ(Validator)」と呼び、多くの場合キャッシュDNSサーバがバリデータを担当する。 第2回でも簡単に説明したが、DNSSECの検証を行うためには信頼の連鎖の起点となる情報が必要となる。これを「トラストアンカー(Trust Anchor)」と呼ぶ。バリデータとなるキャッシュDNSサーバは、トラストアンカーを起点に、DNSSECの信頼の連鎖を検証していくことになる。 DNSの階層構造における委任の起点がルートゾーンであることから、一般的にはルートゾーンの公開鍵情報をトラスト

    キャッシュDNSサーバのDNSSEC対応
  • 権威DNSサーバのDNSSEC対応

    インターネットの重要な基盤技術の1つであるDNSに対して新たな攻撃手法が公開され、その安全性が脅かされている。DNSセキュリティ機能を提供するための技術であり、普及が進んでいるDNSSECについて、仕組みと運用方法を紹介する。(編集部) 古くから検討されてきたDNSSEC 近年注目を集めているDNSSECだが、実はその検討は1993年ごろから始まっている。また、最初の標準としてRFC 2065が発行されたのは1997年のことである。 それから継続して検討が進められ、現在のDNSSECの技術仕様は、2005年に発行されたRFC 4033、RFC 4034、RFC 4035(注1)がベースとなっている。これに加え、第3回でも触れたキャッシュDNSサーバにおけるトラストアンカーの自動更新の仕様を定めたRFC 5011が2007年に、またゾーンの列挙を困難にするためのNSEC3拡張を定めたRFC

    権威DNSサーバのDNSSEC対応