真にオリジナル・ニューヨーク・ルーツ・スタイル。 ブロンクスの地下室から産声を上げた、 Wackie'sサウンドを脳幹へと垂らし込むとしよう。 60年代にPrince Busterのレーベルでレコーディングを経験した後、67年にニューヨークへと渡りサウンド・システムを始めたLloyd "Bullwackie" Barnes。70年代はじめには、ブロンクスに地下スタジオを建設。ここに、Wackie'sレーベルが産声を上げた。Lloydは、レーベルのオーナーとしての傍ら、自身もChosen Brothers、Bullwackie名義でアルバムをリリース。プロデューサーとしては、自身のレーベルでの活動以外にも、Lee Perryや小玉和文、国内外の名士達とのセッションでもその名を馳せている。 Wackie'sは、1974年頃から本格的に録音を開始し、ニューヨークで活動していたジャマイカ人シンガー