国立アートリサーチセンター(NCAR)は、“アートをつなげる、深める、拡げる”をミッションとし、アートを通して誰もが新しい価値や可能性を見出せる未来をめざして様々な研究や事業を行っています。このたびNCARシンポジウム003として「美術館のアクセシビリティ」をテーマにシンポジウムを開催します。 アクセシビリティ(Accessibility 誰もが利用しやすいこと)は、多様な人びとが互いを尊重し共に生きる共生社会を作る上で欠かせない要素です。2023年4月に施行された改正博物館法で「博物館を円滑に利用するための配慮」という文言が使用され、2024年4月に施行された改正障害者差別解消法では「合理的配慮」の提供が全事業者に対し義務化されました。障害のある人と美術館などの事業者とが、各々の状況やニーズを共有して対応策を講じアクセシビリティの確保へと導くのが「合理的配慮」です。 本シンポジウムでは、