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ブックマーク / wirelesswire.jp (16)

  • 偽論文とプロ驚き屋の共犯関係

    偽論文とプロ驚き屋の共犯関係 2023.12.12 Updated by Ryo Shimizu on December 12, 2023, 12:46 pm JST 最近、派手なデモンストーレーション動画を引っ提げて鳴物入りで登場し、「Comming Soon!」とソースコードの公開を匂わせつつも実は待てど暮らせどソースが公開されない・・・そんな偽論文(Vaper Paper)が急増している。 偽論文とプロ驚き屋の相性は抜群で、何しろプロ驚き屋は「AIすごい!」と言って騒げるネタさえあればよく、それが嘘か当かなどどうでもいいし確かめようがない。 その結果、偽論文を発表するモチベーションさえ生まれてしまう。 なぜ偽論文が生まれるのかといえば、いくつかの原因が考えられる。 例えば、AI関係の学会は、何年か前からプラチナチケットと化している。 例えばトップ学会の一つNeurIPSは、数分でチ

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  • AIもうええわい

    AIもうええわい 2023.04.16 Updated by Ryo Shimizu on April 16, 2023, 03:24 am JST むかし、僕がいた業界は「ドッグイヤー」と呼ばれていた。 犬のように歳をとるのがはやいという意味だが、ドッグイヤーの感覚に慣れた僕にとっても、最近のAI関係のニュースの多さ、進歩の速さは異常だし疲れてきた。 この連載も、「一ヶ月くらい書いてないのでは」と思って確認すると、今月の頭に書いていた。まだ二週間しか経ってない。 何か書こうと思って、とりあえず何かタイトルを適当に打ち込もうとすると、「AIもういいわい」というフレーズが浮かんだ。 こんなこと誰かが先に言ってそうだなと思って検索すると、あんまり見つからなかったから、いまのうちに書いておくことにする。 最近のAI業界の進歩を映画業界に例えると、毎週スターウォーズが公開されているような状況である

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  • インチキAIに騙されないために

    インチキAIに騙されないために 2023.01.11 Updated by yomoyomo on January 11, 2023, 12:20 pm JST プリンストン大学教授のアーヴィンド・ナラヤナン(Arvind Narayanan)を最初に認知したのは、当初はエドワード・W・フェルテンの個人ブログだった、コンピュータセキュリティやプライバシーなどを中心的に扱うFreedom to Tinkerへの寄稿者としてでした。連載でも2014年の「ビッグデータの不都合な真実」という文章で、フェルテンとナラヤナンによるビッグデータの匿名化技術に関する論文を取り上げていますが、ナラヤナンをセキュリティやプライバシー分野の研究者だと思っていました。 しかし、彼はそれにとどまらず、大学の講義をオンラインで無償提供するCourseraでビットコインと暗号通貨技術の講座を持ち、書籍『仮想通貨の教科

    インチキAIに騙されないために
  • 「映像も物理も、微分可能になるとすごいことが起きる」ということの意味を文系にもわかるように説明しようと試みる

    「映像も物理も、微分可能になるとすごいことが起きる」ということの意味を文系にもわかるように説明しようと試みる 2021.07.26 Updated by Ryo Shimizu on July 26, 2021, 07:12 am JST 最近のプログラミングの新しい波は微分可能プログラミング(differentiable programming)である。 微分可能プログラミングとは、簡単に言うと・・・と思ったが、簡単に言うのは結構難しい。 まず「微分」という言葉があまり簡単ではない印象がある。 まずは微分と積分の関係性を説明しておこう。文系の読者に向けた記事であるので、非常にざっくりと説明してみよう(そのかわり、元々数学が得意な読者にとっては直感的ではない説明になるかもしれない)。 まず、瓶からコップにジュースを移すような状況を想定してみる。 瓶からコップが一杯になるまで60秒で注ぐとし

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  • メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方 - WirelessWire News

    メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方 Childhood's End of the Maker Movement and How Makers Talk About their Failures 2016.03.23 Updated by yomoyomo on March 23, 2016, 14:35 pm JST 今年のはじめに偶然にも John Baichtal 編『物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活』と高須正和『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』という、いずれもメイカームーブメントを主題とする二冊のを献いただきました。今回はこの二冊について書きたいと思います。 このテーマについてのがなぜワタシに届くかというと、それはワタシが『Make: Technology on Your Time』日版に創刊時から翻

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  • 我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか?

    我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか? Can we value the algorithm enough to trust? 2016.10.06 Updated by yomoyomo on October 6, 2016, 17:44 pm JST 前回、プラットフォーム企業がウェブを中央集権的でクローズドなものにしている話を書きましたが、そうしたプラットフォーム企業が提供するサービスの根幹にある「アルゴリズム」が問題視される事案が最近いくつかありました。 それは例えば、Facebook が人間の編集者を解雇した途端にアルゴリズムがデマをピックアップしてしまった件であったり、ベトナム戦争の有名な報道写真「ナパーム弾の少女」を次々削除した後、批判受け撤回した件であったり、日でもべログの点数操作疑惑がありました。 まさに『アルゴリズムが世界を支配する』と言いたくなりますが、

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  • 知性とは何か AlphaGoの初戦で感じたこと

    知性とは何か AlphaGoの初戦で感じたこと Daisy, Daisy! Planted one day... AlphaGo sings a requiem for humanity 2016.03.10 Updated by Ryo Shimizu on March 10, 2016, 07:38 am JST AlphaGoが人類最強の棋士と目されるイ・セドル9段を初戦で下しました。 このことは、囲碁関係者に大きな衝撃を与えています。 反対にAI関係者にとっては、残念ながら想像通りの結果になったと言えます。 AI関係者は、Googleがあそこまで断言するということは当然勝算あってのことだと考える人が多かったように思えます。仮に今回負け越したとしても、善戦すれば、数ヶ月のうちにさらに棋力を増し、いずれは打ち負かすだろうというのが大方の予想でした。 AlphaGoが一度でも人類のトップ

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  • 20年後:インターネットの自由という夢の死

    20年後:インターネットの自由という夢の死 After Twenty Years: The Dream of Internet Freedom is Dying 2015.09.14 Updated by yomoyomo on September 14, 2015, 18:01 pm JST 今でもあのときの記憶がよみがえっては俺を苛む 呪いのように俺を苛む 夢が現実にならなかったら、それは嘘になるのか それとももっとひどいものなのか その想いが俺を川に向かわせる 川が干上がっているのは分かっているのに その想いが今夜も俺を川に向かわせる (ブルース・スプリングスティーン「ザ・リバー」) 前回の文章は、インターネットが一般的になっての20年をソーシャルメディアとネットコミュニティという切り口でワタシなりに総括した仕事についてのものでした。前回の文章は最初に朝日新聞デジタルの20周年記念特

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  • ショートカットキーはマウスより遅い - WirelessWire News

    CTRL+Xでカット、CTRL+Vでペースト。 ショートカットキーの使い方を覚えると、パソコンの達人になったような気分になりますよね。 しかし、実際にはショートカットキーを使用すると、マウスでメニューから「編集」「ペースト」を選ぶよりも平均2秒も遅いのです。 「そんなバカな」 と思いますよね。 しかし、これはTogことブルース・トグナッツィーニがAppleMacintoshの開発を担当した際に行った膨大な実験の結果、解ったことなのだそうです。 これはTogのWebページでも詳しく紹介されています。 しかし2秒とはとても信じられません。 むしろ逆のようにさえ感じます。 しかしTogの主張によれば、我々ユーザはショートカットキーを選ぶのに2秒かかっているものの、ショートカットにたどり着くまでの時間を喪失している、つまりプチ記憶喪失状態になっているというのです。 こんな不思議な話が、慶應

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  • Stuxnet並みに高度なスパイウェア「Regin」、各国の通信網などに感染 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    特定の国家機関が開発に関与したと思われる極めて複雑なスパイウェアが2008年頃から諜報活動に使われていると、セキュリティ関連大手のシマンテックが米国時間23日に発表。また同24日にはカスペルスキー・ラボ(Kaspersky Labs)でもこのマルウェアの概要に関する説明のブログが公開されている。 「Regin」と呼ばれるこのマルウェアは、イランの核開発施設攻撃用に開発されたStuxnetと同等の複雑さを持つとされ、ロシアやサウジアラビアなどを中心に少なくとも18ヶ国のISPや通信会社のネットワークで感染が確認されたという。 シマンテックが確認した「Regin」の地域別感染状況は、ロシアが28%、サウジアラビアが24%でこの2ヶ国で全体の半数以上を占めている。また攻撃対象の内訳については、民間人や小規模な企業(private individuals nad small businesses

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  • 個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの? - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの? 2014.09.17 前回の最後に次回予告めいたことを書いたのですが、こういうときに限ってその通りにいかないもので、その後取り上げたい別の話題に出くわしたため、予告した文章はこの次に回すことにします。しかし、(ちょっとややこしいですが)今回の文章は内容的に前回とつながっています。 今回まず取り上げるのは、スコット・ローゼンバーグ(Scott Rosenberg)の「"Bloggy to the core" indeed」で、そこで話題になるのはズバリ、個人のブログの復活の兆しです。 今になってブログの復活!? と言われるかもしれません。このエントリの冒頭に掲げられた GIF 画像は、モンティ・パイソンの映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』で、エリック・アイドルが死体を集めて回

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  • 浜辺で三日間、お金を使わない日々を過ごす - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    先週末は南房総で開催された「バーニングジャパン」というイベントに参加してきました。 このイベントは、もともとネバダ州のブラックロックという砂漠で一週間過ごす「バーニングマン」というイベントの日版を目指して開催されているものです。 行くかどうかギリギリまで迷っていたのですが、家バーニングマンほどの徹底さはないものの、日でバーニングマンをやるとどうなるのか、ということを知りたくて様子を見に行ってみました。 会場はとても美しい、九月に入ったとは思えないほどに澄んだ海と砂浜です。 なるほど、ブラックロックとは根的に違いますが、こういう雰囲気もいいかもしれません。 このイベント、なぜかIT関係の参加者が多く、どうもこういう界隈には特有の雰囲気があるのかもしれない、と思ったのでした。 ひとつITとの共通点でいえば、貨幣とは情報であるということが挙げられると思います。 情報であるからには、排

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  • Facebookと「信頼」とモルモット - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    先日、2010年に注目されたスタートアップのトップ50はその後どうなったか? という記事が目に留まりました。四年前といえば、ウェブの世界ではそれなりの時間になりますが、トッププレイヤーが一変するほどでもないところが微妙で、実際挙げられているスタートアップも、サービス停止したところ、ピボットを経て別のサービスになったところ、買収されたところ、そしてもちろん独立独歩を維持するところなど様々です。 偶然でしょうが、『ツイッター創業物語』の読者には冷徹で傲岸な投資家としておなじみ、フレッド・ウィルソンの先月末のブログ投稿も、2010年はじめに彼が作成した「成功するウェブアプリの10の黄金則(The 10 Golden Principles for Successful Web Apps)」というスライドの話から始まります。 ウィルソンがこのとき挙げていた10個の黄金則は以下の通りです。これが上記の

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  • 訪日外国人が必ず利用し喜んでもらえるWi-Fiサービスを目指して:「Japan Connected-free Wi-Fi」 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    訪日外国人が必ず利用し喜んでもらえるWi-Fiサービスを目指して:「Japan Connected-free Wi-Fi」 2014.03.14 エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は2013年11月から、訪日外国人が誰でも自由に利用できる公衆無線LAN(Wi-Fi)接続アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」を提供している。 【アプリのダウンロード】 ・Android版(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nttbp.jfw) ・iOS版(https://itunes.apple.com/jp/app/japan-connected-free-wi-fi/id810838196?mt=8) このアプリを利用すると、成田空港、羽田空港、JR東日JR東海など協力事業者のWi

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  • 社会的価値としてのプライバシー(後編) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    一年以上前になりますが、技術評論社の雑誌 Software Design 2012年8月号の「いま読んでおくべきはどれだ? エンジニアのパワーアップ読書」という特集でなぜか洋書の選定を依頼され、IT の枠に留まらずにいろいろ選ばせてもらったのですが、その中で絶対入れたかったのがジョージ・ワシントン大学ロースクール教授のダニエル・J・ソローヴの著書でした。 彼の名前を意識したのは、人間的な好き嫌いは別として(という言い回しは、往々にして「人間的には好きではない」の言い換えなのですが、ここではあてはまりません。ワタシにとって氏は仰ぎ見る存在です。もちろん人間的な好き嫌いは別にしての話ですが)その仕事には敬意を払っている八田真行さん経由なのですが、プライバシー問題を語る上でソローヴの名前は絶対外せません。 彼のその時点での(文執筆時点においてもですが)最新作は『Nothing to Hide

  • 生成的な場、ユーザ参加型研究がもたらす多様性、そして巨人の肩 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

    6月半ば、Maker Conference Tokyo 2013 にあわせて上京したのですが、その前日に高須正和さんを訪ねてチームラボ株式会社に出向きました。 普段田舎に隠棲しており、また性格的に極度の人見知りのため、自分から申し出て会社訪問すること自体稀なのですが、今回高須さんに挨拶に伺ったのは、その前に献いただいた(高須さんも寄稿している)江渡浩一郎+ニコニコ学会β実行委員会『進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来』のお礼を伝えることと、この並びにニコニコ学会βについてお話を伺いたいというのもありました。 さらにいえば、今にして思えば Maker Conference Tokyo 2013 自体の参加も後述するようにこのに関係したところがあり、すべてはこの文章を書くためだったようにすら思えてきます。 『進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

    donotthinkfeel
    donotthinkfeel 2013/08/04
    [[ted][make][wiki][2013]
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