本物の金塊と装って偽物を売り、300万円をだまし取ったとして、大阪府警は10日、住所不定の自称自営業、潘小栄容疑者(44)ら中国籍の男2人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。 枚方署によると、2人は3月22日、枚方市内に住む自営業の50代女性の携帯電話にかけて「工事現場で働き、地面を掘り返したら金塊や古銭が出てきた。内緒で買い取って欲しい」などと中国語で買い取りを持ちかけ、2日後に偽の金塊85個と引き換えに代金の一部として現金300万円をだまし取った疑いがある。偽物を売る前、本物のかけらを女性に渡し、鑑定させて信用させていたという。 偽物は銅と亜鉛の合金。女性が再度鑑定して偽物とわかったが、すでに2人と連絡が取れなくなっていたという。