東京電力福島第一原子力発電所の事故を検証してきた日本学術会議の委員会は、ベントという操作が難航し、事故の悪化を食い止められなかったとしたうえで、設計上の課題などの背景に「慢心と想像力の欠如」があると指摘する内容の検証結果を24日にもまとめることが分かりました。 しかし、福島第一原発の事故では操作が難航し、1号機と3号機では、ベントが実施できたときにはすでに核燃料が溶け落ちていたほか、2号機ではベントができず、最終的に放射性物質の大量放出に至りました。 この問題について、国内の科学者でつくる日本学術会議の委員会が独自の検証結果を24日にもまとめることが分かりました。この中では、アメリカでは事故の悪化を防ぐため早い段階でベントを行うとしているのに対し、日本では圧力が一定以上に達するまでベントを行わないという考え方の違いを指摘しています。その背景として、「放射性物質の大量放出に至るような事故はあ
国立健康・栄養研究所がホームページ上で「水素水」の有効性について、「信頼できる十分なデータが見当たらない」という研究結果を発表した。また、「水素水」を飲んだことで体調不良を起こす人もいて、安全性についても同様のことが言えるのだという。 「水素水」を巡っては、体の老化を進める活性酸素を除去したり、がんを予防したり、などと様々な情報が飛び交う。スポーツクラブの中には、ダイエットに有効だなどとして目玉企画で水素水生成器の導入を進めるところもある。これらに対する専門家の反論も相次いでいたが、今回の国立健康・栄養研究所の発表で、長く続いた論争にピリオドが打たれるのだろうか。 ペットボトル容器では時間が経つと抜け出てしまう 研究結果が発表されたのは研究所の「『健康食品』の素材情報データベース」(2016年6月10日)。まず「水素水」の定義として、水素分子(水素ガス)の濃度を高めた水であり、(1)加圧下
Using a gherkin Mark Miodownik demonstrates what would happen when you get struck by lightning. Taken from Dara Ó Briain's Science Club. Subscribe: http://bit.ly/SubscribeToEarthLab Welcome to BBC Earth Science! Here we answer all your curious questions about science in the world around you (and further afield too). If there’s a question you have that we haven’t yet answered let us know in the co
3月16日夜、TBSのNEWS23では「“子宮頸がんワクチン”と示された写真だけが緑色に光る画像」が映し出された。ある実験に用いたマウスの脳切片の画像である。 信州大学第三内科(脳神経内科)教授(兼副学長、兼医学部長)の池田修一氏が班長を務める厚生労働研究班は、子宮頸がんワクチンが「自己免疫」というメカニズムで少女たちの脳神経に障害をもたらす、という仮説に立って研究を進めていた。自己免疫とは本来は異物を攻撃する免疫が自分を攻撃してしまうこと。NEWS23の画像は、その日の午後、厚生労働省で行われた成果発表会で池田班が用いたスライドを元にしたものである。 池田教授はNEWS23に対し「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」と語った。3月16日の発表直後、筆者は池田教授にマウスの数、ワクチンの投与量など、スタディ
メディアで大きく取り上げられることはなかったが、5月上旬に伝えられた物理学に関するあるニュースに、私はつい立ち上がって声を上げた──「素晴らしい!」。それは、トリウム原子核には原子時計の精度向上に必要な特定のエネルギー状態が存在することが確認されたという報告だ(“有料サイトの”英科学誌ネイチャー電子版に掲載された)。 取り立てて言うほど刺激的な話には聞こえないかもしれない。だが、これはトリウムを使った「原子核時計」の実現に向けての一歩前進が確認されたということだ。この原子核時計は完成すれば、現時点で最新の「原子時計」をはるかに上回る精度を実現する可能性がある。なぜこれがそれほど素晴らしいことなのか、説明しよう。 この問題の“核”となるのは、現在の「時間」の定義をより正確なものにしようという試みだ。現在の1秒は、セシウム原子が吸収・放出するマイクロ波の振動数(9,192,631,770回)と
ブラックホールから出る超高温のガスの風が、星の誕生を邪魔する仕組みを東京大などのグループが明らかにした。星はガスが冷えて収縮することで生まれるが、高温の風にあたり収縮が起きない場合があるという。研究論文が26日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。 研究で観測したのはSF漫画「AKIRA」の登場人物から名付けられた「Akira」と「Tetsuo」と呼ばれる二つの銀河。太陽の数百万~数億倍の質量を持つAkiraのブラックホールが、Tetsuoにあるガスを吸い込む際、新たに別のガスの風が生まれ、Akira内に広がっている。この風が、星が生まれなくなるほど高温であると確認した。 宇宙には、星を誕生させる条件が備わっているのに星が生まれない銀河の存在が知られている。東大カブリ数物連携宇宙研究機構のエドモンド・チャン特任研究員は「星が生まれない銀河のメカニズムの説明となる」としている。 Ak
論文海賊版サイトSci-Hubの利用度調査に関するScience誌5月6日付け記事”Insurvey, most give thumbs-up to pirated papers”(試訳:Sci-Hubに賛成の声多数)を紹介する。Sci-Hubは価格障壁のない、研究論文と最新の研究情報への無料アクセスを提供する科学技術出版社。 この記事はSci-Hubの6か月間のダウンロードリクエスト2,800万件を分析するとともに、1万1,000人に対してSci-Hubへの態度をオンライン調査した結果をまとめたもの。 利用経験: Sci-Hubの使用経験者:ほぼ60%で、そのうち4分の1は毎日あるいは毎週サイトを利用している。 Sci-Hubに対する意識: Sci-Hubの利用に好意的なものは若年層だけではなく、Sci-Hubを利用したことのないものあるいは51歳以上の回答者も海賊版サイトの利用に抵抗を
「ムーの中の人はどこまで信じて原稿を書いているんですか?」――科学雑誌「ニュートン」とオカルト・ミステリー雑誌「月刊ムー」、毛色の違う2誌の公式Twitterアカウントの“直接対決”が話題を集めている。 事の発端は「#ブロック覚悟でいう」というハッシュタグ。ニュートンの公式アカウントが「ムーの中の人はどこまで信じて原稿を書いているんですか?」とツイートした。 それを受けムーは、ニュートンの誌名の元になっている科学者アイザック・ニュートンを引き合いに、「ニュートンは錬金術師で、オカルティストだと信じております」と返答。「ニュートン自体がオカルティストだというご指摘。ぐうの音も出ない。。」とやりとりが続いた。
Dirt is probably the cheapest and simplest construction material out there, but it's not very strong compared to other choices. Luckily geotechnical engineers have developed a way to strengthen earthen materials with almost no additional effort - Mechanically Stabilized Earth (aka MSE or Reinforced Soil). If you look closely, you'll see MSE walls are everywhere. Thanks for watching, and let me kno
インテル国際学生科学技術フェアで、 千葉市立千葉高校の市毛貴大さんが機械工学部門最優秀賞を受賞した。また、慶応義塾大学の藁科友朗さんが分子生物学部門優秀賞2等を、米子工業高等専門学校の前田千澄さんと山村萌衣さんがエネルギー:化学的部門2等を受賞した(朝日新聞、Intel ISEF情報サイト)。 市毛さんはまた「インテル財団文化・科学中国訪問賞」も日本人として初受賞している。 各日本人受賞者の研究タイトルは次の通り。 市毛貴大さん:「A Novel and Simple Power Saving Controller for Stepper Motors」藁科友朗さん:「Silk-Gland-Derived Sericin as a Growth Promoter in Animal Cell Culture」前田千澄さんと山村萌衣さんの共同チーム:「Investigation and De
アルツハイマー病の原因物質であるタンパク質「アミロイドベータ」が脳内で凝集する過程で線維構造が変化することを、金沢大学などの研究グループが特殊な顕微鏡を使って初めて確認した。論文はこのほど、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。線維構造の違いは病状に影響するとみられていることから、研究成果はアルツハイマー病の治療や予防法の開発につながる可能性があるという。 金沢大学医薬保健研究域医学系の山田正仁(やまだ まさひと)教授(神経内科学)らの研究グループは、まず人工的にアミロイドベータを作製。次に、分子の動きや構造を精密に撮影できる「原子間力顕微鏡」を使って、アミロイドベータが実験用溶液の中で線維化する過程を撮影することに成功した。 アミロイドベータの線維構造はこれまで、らせん型と直線型の二つの型があることが分かっていたが、今回得られた画像を解析したところ、これら二つの型に加えて二つの型を併せ
I decided to upload a much shorter version of this experiment. Considering it got so many views, I figured I would make a video that just included the actual demonstration portion. I also included some creepy music too. The music is Unseen Horrors, by Kevin MacLeod (incompetech.com) Here is a link to the tutorial video: https://www.youtube.com/watch?v=PC3o2KgQstA&list=PLbaramj7Nly4WjI7iCvp8f61Zd
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