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2020年4月10日のブックマーク (5件)

  • 父の介護と母の看取り。「終末期鎮静」という選択。(2) | みんなのミシマガジン

    「父の介護と母の看取り。「終末期鎮静」という選択。」の第1回はこちら 母の死は、あっけないものではなかった。 入院2日目からさまざまな症状が彼女を襲い、苦痛は彼女を不機嫌にさせ、唸り、叫び、悶え、常に気丈に振る舞っていた母が、どんどんわたしの知っている母ではなくなっていった。 ごくたまに苦しさがましになったとき、母は必ず今後の楽しみについて話をした。わたしたち母娘は二人で旅行に行ったこともなく(それは父を起因として、ある時期まで母娘関係がよくなかったことに関係するのだが)、一緒に温泉に行こう。ね、いいでしょ。そうやね、行こう。だから頑張って治療して元気になろう。 同じ内容を、母が苦痛にあえいでいるときに励ましの意味で持ち出すと、「これ以上、何を頑張れっていうのよ」と、彼女は強い口調でわたしを責めた。いや、わたしが彼女を責めてしまったのだと、今ならわかる。病人は限界を超えて頑張れる以上に頑張

    父の介護と母の看取り。「終末期鎮静」という選択。(2) | みんなのミシマガジン
  • 「おくりびと」-多発性骨髄腫

    私は今から四半世紀ほど前、熊大学医学部卒業後、附属病院第一内科に入局した。当時は、ナンバー内科に入局すると内科学全般を広く浅くトレーニングできたので、学生には比較的人気があり、第一内科への同級生の入局者は20名もいた。私の研修医としての最初の患者は多発性骨髄腫であった。血液系の腫瘍の啓発および治療は、当時は今より未成熟で、手遅れの状態で入院してくる患者も多く、入院イコール死を意味するケースも少なくなかった。50歳代のWさんという女性患者も、入院した時点でかなり進行しており、申し訳程度の化学療法しか行う余地が無い状態で、半年ほどの闘病ののち、帰らぬ人となった。当時、私の所属した内科では、教育的な意味もあり、積極的に剖検のお願いをし、同意してくれる家族も多かった。Wさんは寡黙な患者で、私たちの治療に特に疑問を持つ風もなく、「先生、きつかです」という言葉を残して消え入るように旅立って行った。彼

    「おくりびと」-多発性骨髄腫
  • Google Cloudの主要サービスが10時間ものあいだ障害発生。原因は分散アクセスコントロールへの大量の変更要求が引き起こしたメモリ不足

    Google Cloudの主要サービスが10時間ものあいだ障害発生。原因は分散アクセスコントロールへの大量の変更要求が引き起こしたメモリ不足 Google Cloudは、米国太平洋時間の3月26日木曜日16時50分(日時間27日金曜日 午前8時50分)頃から約10時間ほどのあいだ、Google Compute EngineやCloud Storage、Cloud SQLなどをはじめとする主要なサービスで障害を起こしていました。 受けた影響はリージョンごとに異なりますが、ほぼすべてのリージョンで何らかの影響を受けたようです。 Googleはその原因についての調査結果を発表。原因はGoogle Cloud内部でアクセスコントロールを司る部分に障害が発生したことだったと説明しました。 アイデンティティマネジメントへの大量の更新要求がキャッシュサーバの障害に クラウド内部では、APIへのアクセス

    Google Cloudの主要サービスが10時間ものあいだ障害発生。原因は分散アクセスコントロールへの大量の変更要求が引き起こしたメモリ不足
  • 肛門でユーザーを識別、尿や便から病の兆候を検知するスマートトイレ

    トイレに行くと、膀胱がすっきりするだけでなく、健康への不安も解消されるようになるかもしれない。便や尿を分析して、さまざまな病気や特定のがんの兆候を検出できるスマートトイレが研究者によって開発された。この実験的なトイレは、人によって異なる指紋と「肛門の紋」の両方によって、利用者を識別することもできる。そう、肛門紋というものが実際に存在するのだ。 スタンフォード大学の研究者らは米国時間4月6日、科学分野の学術誌Nature Biomedical Engineeringで、新しい研究の成果を発表した。数カ月にわたって、21人の参加者がこのスマートトイレを試したという。 研究主任のSanjiv Gambhir氏はプレスリリースで、「スマートトイレは、通常なら無視されるデータソースを活用する最適な方法であり、利用者が普段と違うことをする必要もない」と述べた。

    肛門でユーザーを識別、尿や便から病の兆候を検知するスマートトイレ
  • イラスト図解! これが新型コロナウイルスだ(4/28「ver.1.1」更新)|ぬまがさワタリ

    賢明な人間どものみなさま、こんにちは。ぬまがさワタリです。もはや人類の歴史に刻まれるのが100%確定であろう新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」について、沢山のニュースや情報が飛び交っていますが、ウイルスの基的な生態(?)や感染のメカニズムなど、サイエンス的な情報がパッと見でわかるイラストがあると役立つかな…と思ったので、自分なりに図解にまとめてみました。(Twitterに投稿したものはこちら→ https://twitter.com/numagasa/status/1248181205872205825?s=20 ) 自分なりにファクト・チェックはしましたが当然ウイルスの専門家ではありませんし、内容の真偽が重大なので、図解の作成に使用した科学雑誌、記事、HPなどもイラストの後にできるだけ紹介します。(元々noteはコロナウイルス関連の記事を書くと厚労省HPなどがトップに出る仕様で

    イラスト図解! これが新型コロナウイルスだ(4/28「ver.1.1」更新)|ぬまがさワタリ