このたびライシャワー日本研究所を中心として、今回の大震災とその後の状況についての情報を記録・保存するための「東日本大震災デジタル・アーカイブ」が立ち上げられたとのことです。日本語以外の資料も受け入れるという点が一つの特徴でしょうか。趣旨文をアップロードしておきます: 「digital_archive_initiative_at_harvard_reischauer_institute.pdf」をダウンロード 私自身は最近の日本の状況を把握していないのですが、既に行われているであろう同様の試みとうまく連携していけると良いのではないかと思います。情報の提供先はこちらになります。: daishinsai-archive@fas.harvard.edu 以下に日本文の趣旨文を貼り付けておきます: 前略 この度の日本を襲った未曾有の東日本大震災において、皆さまのご家族をはじめご友人やご同僚の方々が、
田村耕太郎 [国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授、米ミルケン・インスティテュート フェロー/2023年一橋大学ビジネススクール 客員教授] 早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。 証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。 その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。 2014年より、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院兼任教授としてビジネスパーソン向け「アジア地政学プログラム」を運営
知識や教養を得られるだけでなく、人脈を形成する上でも重要な大学。高年収者たちは、自分の子どもをどんな大学に通わせたいと思っているのだろうか。 ビズリーチの調査によると、年収750万円以上のビジネスパーソンに「息子・娘がいるとして、子どもを入れたい大学はどこですか?」と尋ねたところ、トップは米国の「ハーバード大学」だった。選んだ理由では「生徒・教員とも世界のトップクラスが集まる環境下で切磋琢磨することで、真にグローバル人材となる」「授業だけでなく卒業生同志のネットワークが素晴らしく、世界の一流とグローバルな人脈形成ができる」などが挙がった。 2位は「やはり日本の大学の頂点であり、東大での人脈は将来財産となる。潤沢な研究費と教育環境がある」「まずは日本の最高峰で一流の教育環境で勉強してから、大学院は世界でチャレンジすべき」という声があった「東京大学」、3位は「ビジネス界に多大な影響力を持つ経営
米国ハーバード大学図書館とマサチューセッツ工科大学図書館が、米国東部の私立大学図書館を中心とする資料共有プロジェクト“Borrow Direct”に参加することをそれぞれ発表しています。学生や教員は他の参加館にある資料を直接申し込み、所属大学の図書館で受け取って利用することができるようです。今回2つの館が参加したことにより、参加館は計9館になったとのことです。 Harvard Library joins Borrow Direct(Harvard Gazette 2011/1/24付けの記事) http://news.harvard.edu/gazette/story/2011/01/harvard-library-joins-borrow-direct/ MIT Libraries Joins Borrow Direct Library Partnership(マサチューセッツ工科大学図
2010年10月31日日曜日 アメリカ大学院訪問期ー別にハーバードにも青い鳥とかいないー 行ってきました、東海岸。間もなく帰国。 キャンパスビジットで、教授、採用担当官、学生と毎日2,3のアポが入り、授業聴講もちょいちょいしながら、夜は友達と飯食ったり飲んだりで、んでもってMoMA、セントラルパーク、イーストビレッジ、チェルシーのギャラリー街、ブロードウェイミュージカル、カーネギーのコンサート…それからGRE受験(笑)と、なんともまぁ濃密な10日間で。 あ、こないだのTOEFL結果出ました。わーいとうとう100点超え。スコア的には挑戦しても大丈夫なレベルに達しました。良い流れ。 以下、訪問した4校(カッコ内は出願予定の学位)の所見をつらつらと 1. Harvard University, John F. Kennedy School of Government (Master in Pub
Twitterではすでにつぶやいたことなのだけど、土曜日なので洗濯をしようと思って、アパートのランドリーまで行ったらクォーター(25セント硬貨)でないと動かないものだった……。 昨日、クォーターで2ドル分くらいコーヒー代に払っちゃったばかり。やれやれ……。 手元に論文原稿が無かったので、次の新書の構想などを練って、それからハーバードスクエアまで歩いて出て、カードや葉書を買ったりしてから、結局COOPの2階で、本を読みながらランチ。 数年前に退官された帯刀先生が今年書かれた『われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか』 (ハヤカワ新書juice) だったのだけど、とても面白かったので、読み終わったら書評を書くつもり。 で、16:00からのボストン日本人研究者交流会に参加するため、Harvard SquareからKendall/MITまで地下鉄で2駅移動。 日時:2010月12月18日(土)1
2010年12月13日、米国ハーバード大学のBerkman Center for Internet and Societyが、「米国デジタル公共図書館」(Digital Public Library of America)のための調査および計画立案のホスト役を務めると発表しました。Alfred P. Sloan Foundationの資金援助を受け、今後同センターは「米国デジタル公共図書館」の目指す範囲や構造、コスト、運営などを定めるために、同プロジェクトに関わる幅広い範囲のステークホルダーを招集するとのことです。 Berkman Center Announces Digital Public Library Planning Initiative (2010/12/13付け Berkman Centerのニュース) http://cyber.law.harvard.edu/newsroo
昨日よりは寒さが緩んで、穏やかな土曜日。 パーティーシーズンとみえて、夜中に喋りながら歩く声に起こされたりもして、時差がなかなか抜けないままに、朝4時起き(苦笑)。 なので、午前中が本当に長い。 実は別送で送った荷物が届いていないというトラブルもあり、今日は買い出しに。 その前に、チャーリーカードというSuicaのようなチャージ機能付きカードをゲットして、地下鉄を乗り継いでメンバーになっているボストン美術館に行って来た。 先日8月に訪れた際には改装中だったアメリカ館が11月末からオープンしていたので、まずはそちらを見た。 地下の古代の分はとりあえず今回はパスして、18-19世紀の植民地時代のところを見たのだけど、冬至の調度品と共に絵画を展示していた。 作りの良いテーブル、飾り棚、椅子などが多数。 細工された椅子の脚を見せるディスプレイが面白い。 右側の方は引き出し。 部屋ごとに壁の色が、濃
2010年11月23日付けのNew York Review of Booksのブログに、ハーバード大学図書館長のダーントン(Robert Darnton)氏が“How Google Can Save America’s Books”と題した記事を掲載しています。記事では、米国デジタル公共図書館(Digital Public Library of America:DPLA)の設立に向けた展望が語られています。(なお、カレントアウェアネス-E181号に掲載しました「E1105 – ハーバード大学図書館長,「全米デジタル図書館」を語る」では、「全米デジタル図書館」(National Digital Library)と表記しています。)ダーントン氏は、諸外国でも国立のデジタル図書館が進展していること、米国では資金面よりも法的な問題がDPLA実現の障害となっているが、学術書の著者である研究者らは、自
Welcome Students! The Crimson Cash program is being retired! You will still need to use Crimson Cash this year to pay for undergraduate laundry, copying and printing. In addition the Harvard Dining retail cafes will still accept Crimson Cash through the Fall 2024 semester. Scroll down for more information! To link your Crimson cash account with the printing system(s), please click Need Help? Conta
2010年10月1日に、ハーバード大学内で、米国に「国立デジタル図書館」(National Digital Library)を設立する構想についての非公式の会議が開催されたようです。中心人物は同大学図書館長のダーントン氏で、“New York Review of Books ”のサイトに、その会議でのダーントン館長の講演を基にした文章が掲載されています。文章中でダーントン氏は、ジェファソンやフランクリンといった米国建国の父たちの思想を援用しながら、住んでいる地域に関わりなくインターネットを通じて誰もが文化遺産にアクセスできるデジタル図書館の重要性を訴えています。そして、課題がないわけではないものの、これまでのデジタル化・連携の取組みや他国の経験から学びながら、実現に向けて取組むべきだ、としています。 また、The Chronicle of Higer Educationに掲載されているダー
Twitterの使い方は人それぞれだと思うが、結構情報収集には役立っている。 例えば昨日、ボストン在住の方のtweetによってこんなサイトを教えて頂いた。 GSAS Dean Allan Brandt Reacts to NRC Report 米国のNational Research Council's long-awaited Assesment of Research Doctral Programsの結果が公表され、212の大学等組織の62分野4838プログラムの中で、ハーバード大がトップだった、ということを受けて、大学院Harvard Graduate School of Arts and Sciencesの研究科長が出した声明。 少し引用しておこう。 This collective excellence sustains a teaching and research envir
About Harvard Library Lab Harvard Library has established the Harvard Library Lab in order to create better services for students and faculty and to join with others in fashioning the information society of the future. Check out our 57 projects! Featured Projects Check out our featured videos, or view all 57! Class Request Tool is a web application that 1) allows instructors to request assistance,
東京大学図書館について 僕はハーバードのワイドナー図書館で自分の学問形成をし、日本に帰って東大の付属図書館(関東大震災で焼けた後にロックフェラー財団の寄付で出来たので、ロックフェラー図書館ともいわれる)を見て失望、あるいは絶望し、テーマを変えたことは前に書いた。 しかし、その年1960年に岸本英夫さんが東大図書館長に就いた。岸本さんは文学部の宗教学の教授、癌にかかって、あと余命が決まっているので、それを東大図書館の改革に賭ける事になったと言うことを知り、会いに行った。僕には黒沢の映画「生きる」を地で行くものだと思えた。 岸本さんは僕のハーバード大学院の25年先輩、僕は早速東大図書館の惨状を語り、何とかしてくださいと頼んだ。すると、 「君の言うハーバードの図書館も25年前はこんな状態だったんだよ。改革には時間がかかる。今どこが問題かを調査しているところだから、君の言うことが見えてくるのは2-
ハーバード大学におけるマイケル・サンデル(Michael Sandel)の授業が、『ハーバード白熱教室』としてNHKで放映され*1、かなりの人気を集めて話題になっているようだ。これはすべて再放送を待つまでもなく、ウェブ上で観ることができる(ただし英語だが)。*2 ちょうどいいので、これを使って、ハーバードの学部向け一般教養の授業の作りを説明してみようと思う。色々誤解もあるようであるし、あの映像だけでは分からないこともある。 私自身は、サンデルの授業を履修したことはないのだが、大学院生のときに、一般教養の授業のTAやHead TAをかなりやったので(といってもサンデルの授業ではもちろんなく、私の専門の科学史やSTS関係の授業である)、ハーバードの一般教養の授業の仕組みはかなり分かっているほうだと思う。とくに、日本人のハーバードの学部生というのがほとんどいないわけであるし、私が説明するのもまっ
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