東京大学附属図書館アジア研究図書館 上廣倫理財団寄付研究部門 Uehiro Project for the Asian Research Library 特任専門職員 宇戸優美子 コロナ禍も落ち着きを見せた2023年春、バンコクでタイ最大の書籍イベントと言われる第51回タイ・ナショナル・ブックフェア&第21回バンコク・インターナショナル・ブックフェアが開催され、多くの人々が集まった。各書店によるブースでの書籍販売に加え、関連する文芸イベントなども行われ、大きな盛り上がりを見せた。このブックフェアが行われる一週間はナショナルブックウィーク(สัปดาห์หนังสือแห่งชาติ)と呼ばれている。 ブックフェアではビジネス書や学術書、文芸書だけでなく、日本語の小説の翻訳本を含めた海外物や漫画、ライトノベルなども販売されている。若者向けの小説であるラブロマンスのジャンルの中には「ニヤーイ・
No.087 - 第4回人間文化研究機構日本研究国際賞受賞記念ヨーゼフ・クライナー ボン大学名誉教授インタビュー 2023-06-12 第4回人間文化研究機構日本研究国際賞受賞記念ヨーゼフ・クライナー ボン大学名誉教授インタビュー ヨーゼフ・クライナー ボン大学名誉教授は、長年に渡る日本各地での文化人類学と、日本研究や欧州における日本研究の拠点形成への寄与が評価され、第4回人間文化研究機構日本研究国際賞を受賞されました。このインタビューでは、クライナー先生が日本を研究対象とした経緯や、研究の魅力、現在の研究や若手研究者へのメッセージについてお聞きしました。 ・日本を研究対象とした経緯 オーストリアでの高校時代の8年間、私は古典コースを選択し、5年目から3年間、ギリシャ・ローマ古典勉強と平行して、サンスクリット語(梵語)の授業も取りました。当時、チベットやネパールといったインド仏教に関心を抱
第5回(2023年)日本研究国際賞推薦要項 推薦書 様式1 様式2(form2) 様式3 推薦募集のチラシ 【概要】 1.趣旨 大学共同利用機関法人人間文化研究機構(以下「機構」という。)は、日本研究の国際的発展と日本文化の理解を深め広めることをめざし、一般財団法人クラレ財団の協力を得て、「人間文化研究機構日本研究国際賞」(NIHU International Prize in Japanese Studies)を、2019年1月に創設しました。 本賞は海外を拠点とし、日本に関する文学、言語、歴史、民俗、民族、環境等の人間文化研究において学術上特に優れた成果を上げ、日本研究の国際的発展に多大な貢献をした研究者を表彰し、その功績を顕彰します。 2.対象分野 日本に関する文学、言語、歴史、民俗、民族及び環境等の人間文化研究に関する分野 3.授賞 1名 受賞者には、賞状、記念品及び賞金2万ドル
OCLC introduces AI-generated book recommendations in WorldCat.org and WorldCat Find beta Artificial Intelligence application provides book recommendations requested by users DUBLIN, Ohio, 21 June 2023—OCLC is beta testing book recommendations generated by artificial intelligence (AI) in WorldCat.org, the website that allows users to explore the collections of thousands of libraries through a singl
「紀伊國屋書店」や「蔦屋書店」などライバルどうしの書店が手を結び、仕入れや流通を共同で行う新会社を設立することを正式に発表しました。書店の減少に歯止めが掛からない中、経営の効率化で生まれる余力を書店の魅力づくりに振り向けることが狙いです。 発表によりますと、紀伊國屋書店のほか、「蔦屋書店」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ、それに出版取次大手でグループで書店を運営する日本出版販売の3社は、仕入れや流通を共同で行う新会社の設立に向けて協議を始めることで合意しました。 3社が持つ販売データを共有化し、AI=人工知能を使った需要の予測に基づく発注システムを共同運営することで、本の返品率を減らし、流通の効率化を進める方針です。 さらに、顧客向けのアプリの開発など書店横断型の新たなサービスも検討します。 新会社はことし秋の設立を目指すとしています。 3社が展開する書店は、全国であわせて
【読売新聞】 公立小中学校の学校図書館の充実に向け、国が2021年度、図書購入費として220億円の地方交付税交付金を措置したにもかかわらず、全国の自治体で図書購入に使われたのは6割弱の約126億円にとどまることが、文部科学省の調査で
LAブックフェアで登壇した作家のジョージ・M・ジョンソン氏(右)とアンジー・トーマス氏(左から2人目)(撮影/長野美穂)この記事の写真をすべて見る 米国では近年、全米の図書館から特定の書籍を排除する動きが広がっている。標的は「LGBTQ」「黒人」「性自認」などをテーマにした書籍だ。なぜ、米国の教育現場で「禁書」を求める動きが活発化しているのか。AERA 2023年6月12日号の記事を紹介する。 * * * 全書籍で見ると、全米図書館協会のデータでは22年に全米の図書館に合計1269件の「禁書要請」が提出されたことが報告されている。これは前年の2倍近い数だ。ちなみに、禁書要請最多の書籍は『ジェンダー・クィア』という題の、イラスト形式で描かれた回想録だ。 なぜ近年急に、こんなにも「禁書」を求める動きが活発化しているのか? 「ごく少数の保護者たちが『自由を求める母親の会』などのグループを結成
213号(2024年3月) 東京農工大学図書館府中図書館における近年の利用者サービスの変遷と今後の課題 入館数、貸出数及び電子資料利用数からの検討(塚原 一秋) 北海道立総合研究機構(道総研)の技術情報提供活動について(下田 尊久) 第25回 図書館総合展 2023 訪問(上田 広子) 【図書館紹介】琉球大学附属図書館を訪問して(長塚 隆) 【書評・新刊紹介】『夢見る「電子図書館」』中井 万知子 著, 郵研社, 2023.(長塚 隆) 事務局報告 212号(2023年12月) 千葉県立西部図書館における博物館等との連携事業について(平塚 明子[ほか]) 農村からの生産・生活情報を発信する『ルーラル電子図書館』(小林 誠) 【海外図書館の最新動向 第30回】ロッテルダムで開催された国際図書館連盟(IFLA)年次大会2023に参加して (長塚 隆) 【書評・新刊紹介】「オープンサイエンスにまつ
女子学生比率向上で連携 国立10大学の理学部長 2023年05月25日18時25分配信 記者会見で声明を発表する東京大の大越慎一理学部長(前列中央左)、阪大の深瀬浩一理学部長(同右)ら=25日午後、大阪府豊中市 東京大や大阪大など全国10国立大の理学部長は25日、「ジェンダーバランスの取れた環境実現」を目指し、女子学生の比率向上に連携して取り組むとする共同声明を発表した。学生や保護者向けのポータルサイトを同日共同開設するなど、情報発信を強化する。 東工大、一部入試に女子枠導入へ 24年度入学から 文部科学省によると、理学部生に占める女子学生の割合は昨年5月時点で27.8%にとどまっている。 声明では、こうした状況について「人材育成の場として多様性のある環境を提供できていないことを意味し、深刻な問題だ」と強調。ジェンダー平等の実現に向けた世界的な動きと歩調を合わせて行動を起こすことが重要だと
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著作権の問題がない一部の図書(過去の『相続税財産評価基準書(路線価図)』)や古典籍資料などは、インターネット公開で提供します。また、特殊デジタルコレクションに追加される雑誌の一部については、図書館向け・個人向けデジタル化資料送信サービスとして提供されます。 図書及び雑誌については、当面国立国会図書館内限定公開となりますが、所定の手続を経て絶版等で入手困難であることが確認された資料は、2024年3月以降に図書館向け・個人向けデジタル化資料送信サービスの対象となり、国立国会図書館外からも利用できるようになる予定です。 なお、今回公開する資料については、現時点では全文検索の対象とはなっておりません。
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