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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (86)

  • 人工知能(ChatGPT)と対話してレポートを書いてみた

    Reading Monkey ChatGPTについてブログ記事を書こうと思います。アドバイスしてください。 ChatGPT ChatGPTは、自然言語処理タスクのためのトランスフォーマー・ベースのモデルで、大量のテキストデータを学習しています。 ブログ記事を書く際には、ChatGPTの特徴や使用方法について説明し、実際に使用した例や、改良の余地などについても触れることが有益でしょう。また、ChatGPTが扱えるタスクや利用可能な言語についても説明することで、記事の内容を充実させることができます。 Reading Monkey ChatGPTの特徴を5歳の子供にも分かるように説明してください ChatGPT ChatGPTは、大量の文章を読んで、人間のように文章を書くことができるコンピュータープログラムです。 例えば、あなたが「私は犬が好きだ」と言ったら、ChatGPTは「なぜ犬が好きなの?

  • 書くことは何故苦しいのか? スランプを破壊するいくつかの方法 読書猿Classic: between / beyond readers

    少しでも文章を書いたことのある人なら誰でも、滑るように快調に書き進んでいた手がいつしか重くなり、そのうち行き詰まってしまった経験があるだろう。 そして行き詰まったまま途中で放り出してしまった、未完結の文章がいくつもハードディスクの底に眠っている。 まだ書き始めていない人が「何をどう書いたらいいのか分からない」というのは、まだ分かる。 けれど、さっきまで散々書いていた人が、「何をどう書いたらいいのか分からない」状態に陥るのはどうしてか? 初期の知覚研究が錯覚を研究対象にしたように、あるいは誤答の研究が問題解決の重要な部分を明らかにしたように、「書けない」ことの分析は「書くこと」の質のようなものに光を当てるかもしれない。 正解かどうか分からないが、答えの一つはこうだ。 内なる仮想の読み手 我々が何か書いているとき、話すときなどと違って、受け手がいま目の前にいる訳ではない。 つまり話すことと違

    書くことは何故苦しいのか? スランプを破壊するいくつかの方法 読書猿Classic: between / beyond readers
  • The Bookman-書物の世界を一つにした男

    書物について、人が行うことができるほとんどすべてを為した人の話をしよう。 彼は、多くのを書いた。 共同執筆した。寄稿した。 アンソロジーを、一冊ものの書物を、それから何巻もある叢書を、編集した。 書物についての講義を持った。 書評した。翻訳した。 索引を作った。 三つの雑誌を創刊し、編集した。 さらに自分の手で活字を組み、印刷し、製した。 プライベートプレスをつくり、自分が書いたものばかりでなく、世に知られた名著の最も美しい版(エディション)を自分の出版社から出版した。 もちろん書物を蒐集した。 彼のコレクションの一部、爆撃や当局による没収などを免れた、いくつかの幸運な部分は、後にそれぞれが世界的に知られるコレクションとなった。 彼はまた研究施設を備えた図書館を設立した。 世界中の図書館を行き来し、たとえばジュリアン・ケインの下でビブリオテーク・ナショナル(フランス国立図書館)がまとも

    The Bookman-書物の世界を一つにした男
  • 読書猿名義で『アイデア大全』という本を書きました。1月21日書店に並びます。

    アイデア大全 単行(ソフトカバー)336ページ 判型:A5変形 寸法: 21 x 14.8 x 2.5 cm 出版社: フォレスト出版 ISBN-10: 4894517450 ISBN-13: 978-4894517455 発売日: 2017/1/21 書き下ろしです。 タイトルどおり、アイデアのつくり方、発想法のです。 このトピックに関する限り、知ってることは全部書いたので、ブログでおなじみのトピックも、一度も書いてないことも、すべて盛り込みました。アイデア、発想法関連の集大成になってます。 無名の新人ですので、情報拡散や感想、書評などでご支援いただけると幸いです。 読者予定者の方へ 表紙も背表紙も小口もページもみんな黄色です。 リアル書店での捜索にご利用ください。 このを読んで欲しい人 想定読者は、いままでの考え方を変えたい人やアイデアを必要としている人ですが、実は、発想法なんて

    読書猿名義で『アイデア大全』という本を書きました。1月21日書店に並びます。
  • 作者さんを応援するにはリアル書店での購入がおすすめな理由/その一冊が複数冊をつれてくる

    今回のテーマはを読む前のこと、書籍を手に入れることに関わる話である。 この記事を見ている人は、書籍を買うのに大きく分けて二つの選択肢を持っている。 ひとつはネット書店で購入すること、もうひとつは街のリアル書店で購入することである。 どちらで買っても同じ一冊だが、出版と書店を巡る様々な関係性のために、そのインパクトはネット購入とリアル書店購入で少々違ったものになる。 以下では、推論を交えて、それら関係性の一端を見てみることにしよう。 時間がない人のための要約 ・重版がかかると、作者さんは次回作が出せる ・重版には、在庫数が少ないリアル書店での購入が近道 分散するリアル書店、集中するネット書店 ここで注目すべきリアル書店とネット書店の違いは、リアル書店が各地に分散しているのに対して、ネット書店が少数に集中していることである。 ネット書店は全国に70店程あるが上位7店で1/4のシェアを占める。

    作者さんを応援するにはリアル書店での購入がおすすめな理由/その一冊が複数冊をつれてくる
    egamiday2009
    egamiday2009 2017/01/03
    設計ミスってるなあ。“SNS…に反応してネット書店でバカ売れ→品切れが生じる一方、リアル書店には在庫が残っている→返本されたため重版がかからないまま、中古価格が高騰する”
  • 100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い

    何かインプットしたら、アウトプットすること。 アウトプットを予定して、思い描いて、インプットは行うこと。 メモでも日記でもブログでもレジュメでもレポートでも論文でも著作でも隣の人に話すのでもいいから、吐き出すこと。 ちんぷんかんぷんでもの内容をレジュメにまとめ、お馬鹿同士トンデモな議論をやり、なんとか書き上げた論文モドキを投稿して無理解極まる査読者とやり取りすること。 でないと、アタマの中にも、手の中にも、何も残っていないことに気付くことになる。 「ああ、そんな(あるいは、そんな話)、前に読んだな(聞いたな)」でおしまいになるだろう。 アウトプットは、できればインプットと同じ水準のものがいい。 たとえば論文を読むなら、論文を書くつもりで読むこと。 そうなると内容を得るだけでは済まなくなる。 ・どういった構成で書かれているか? ・どんな決まり文句や、つなぎの言葉が使われているか? ・主張

    100冊読む時間があったら論文を100本「解剖」した方が良い
  • 世界史を走破する通史/各国史16シリーズ200冊をまとめてみた

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    世界史を走破する通史/各国史16シリーズ200冊をまとめてみた
  • 読書猿というブログを書くときに考えていること

    あまり無いことだけど、少し前に「読書猿というブログをやっている」と自己紹介することがあった。 続いて、このブログがどういうものなのか、手短に説明することになった。 正直、このブログのスタイルや取り扱っている内容は、目指してこうなったものではない。 したくないことやできないこと、ああはなりたくないなと思ったこと等を取り除いていって残ったのがこんなもの、という消極的な成り立ちによるので、軸のようなものがない。つまり一言でこうだというのが難しい。 それで結局「とてもささやかな灌漑工事を、スコップと手作業でやっているようなもの」とよく分からないことを言ってお茶を濁した。 「灌漑工事」というイメージは、子供の頃、雨が降るとやっていた、土の上にできた水たまりに取り付いて、手と指で溝を掘り、溝と溝をつないで、自分が思う場所へ泥水を導いていく遊びを思い出して出てきたもので、個人的過ぎて、あまり伝わったよう

    読書猿というブログを書くときに考えていること
    egamiday2009
    egamiday2009 2016/10/09
    「書くのに費やした時間の1/1000でも、記事を読んでいる人の時間を節約できるのであれば、少しくらいと意味はあると思う。自分も、そうして誰かが費やしてくれた時間によって助けられてきたのだから」
  • 大学生が読んだらよいと思う本ー6ジャンル×3冊を易しい順で

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    大学生が読んだらよいと思う本ー6ジャンル×3冊を易しい順で
    egamiday2009
    egamiday2009 2016/08/09
    4月はみんな忙しいから、試験もレポートも終わったこの時期に出るのが良い。
  • 発音センシティブな英語弱者のための数冊の浮き輪

    英語教育が、文法・読解偏重だ、と今でも言う人がいるが、そんなことはない。 ここ20年くらいの間に、英語教育はどんどん「コミュニケーション重視」になっていった。そして読み書きはもちろん、聞く話す力も、低下していったのが当のところである。 全体としては、そうなのであるが、サイレント・マジョリティである人たちは、そんなことなど気にしていない。 気にしているのは、たとえば学者の卵と言うか、研究者という人たちである(この人達は文部省→文科省の影響の大きい公立校とは違うところで、学歴を経てきたケースが多いのかもしれない)。なんとなれば、研究者と言う商売は、多くの場合英語文献を読まないとどうしようもないからである。加えて、フォーマットにしたがって英語を書かなきゃならない人たちが大勢を占める。 この人たちは、商売道具として、常日頃から英語に触れている。加えて言えば、自分が英語が読めるし、少しは書け

    発音センシティブな英語弱者のための数冊の浮き輪
  • ライブラリーリサーチのための対話環境をJupyter Notebookの上につくってみた

    (時間がない人のための要約) 対話的開発環境であるJupyter Notebookの上に 作りっぱなしだったいろんな調査ツールをまとめたもの 読書猿のワークベンチなのでMonkeyBenchと名前をつけた。 探しものの際に、自分がやってる手作業のうち、ネットやコンピュータでできそうなことをPythonにやってもらえるように短いプログラムをいろいろ使い捨てして来たが、これらをまとめてJupyter Notebookのマジックコマンドにしたものである。 コードの中身と簡単な使用例をこちらに乗っけた。 http://nbviewer.jupyter.org/gist/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd8 https://gist.github.com/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd

    ライブラリーリサーチのための対話環境をJupyter Notebookの上につくってみた
  • 出会った頃のこと(前編)ー図書館となら、できること

    「委員長、おはよう。これすごくよかった。またおもしろいあったら教えて」 「同じ人が書いた短編集ちょうど持ってるよ。持ってく?」 「委員長、ごめん。こういうの好きじゃないの分かってるんだけど、どうしても渡してくれって頼まれて」 「部活の先輩? それは断りにくいね。うん、大丈夫、ちゃんと返事するから」 「委員長、また試してくれる?今度こそ失敗してないと思うんだけど」 「うん、これなら。ラッピング? この前行った製菓材料店の近くにいいお店あるよ」 「委員長、昨日の委員会で会長にマジ切れしたって当?」 「うそうそ。確かにちょっとやり合ったけど」 「委員長、助けて、今日のリーダー、超長いとこ当たりそうなの」 「そういう時は夕べのうちに電話しなって。ノート見る?」 始業のベルが鳴って、みんなが席に戻っていくと、いつものやり取りを見ていた隣のワタナベさんがため息をついて呟いた。 「委員長、あたし、

    出会った頃のこと(前編)ー図書館となら、できること
    egamiday2009
    egamiday2009 2016/01/16
    「つまりこれと同じことを、この図書館相手にやったってこと? この場所を使い古した自分の辞書みたいにするために」
  • 言われなくても読んでおくべき岩波新書青版をオススメ順に力の限り紹介する

    今回は、すべて直球でいく。 新書は薄くて、安くて、易しい。 あとは内容が伴えば、読書ビギナーに第一推薦できる条件が揃う。 日の書籍のシリーズものの中で、名著が集中する度合いについて最強なのは、岩波新書の青版である。 これは周知の事実だから、個人運営のマイナー・ブログがわざわざ言わなくてもよさそうなものである。 しかし、言わずもがなのことを言わずに済ますなら、このブログはもう書くことがないのである。 加えて言えば、言われなくても分かっているべきと前提扱いされるものの多くは/少なくない人にとっては、言われないと分からないのである。 だから言わずもがなのことをあえていう。 何を読めばよいかと探しているのなら、岩波新書の青版を読むと良い。 岩波新書の青版のうち、どれを読めばよいか迷っているのなら、以下のものを読むと良い。 なんとなく、繰り返し勧めている気がしていたが、探してみるとかなり昔にメルマ

    言われなくても読んでおくべき岩波新書青版をオススメ順に力の限り紹介する
  • 今すぐ無料で手に入る150の辞書ー国会図書館デジタルコレクションが提供する日本の辞書を分野別に紹介する 読書猿Classic: between / beyond readers

    しかし、せっかく統合されるのだから、近代デジタルライブラリーにあった「明治以降に刊行された」という限定を外せるので、この機会に、近代以前の基的な辞典類を合わせて、ラインナップをやり直すことにした。 結果として、日の代表的な辞書の多くを自宅で居ながらにして参照できるようになったと思う※。 ※土壇場で『大日人名辞書』を入れ忘れたのに気づいたりしたので、思わぬ遺漏はまだまだあると思うけれど。 これまでありがとう近デジ 今後ともよろしくデジコレ 以後は、こちらの記事をメンテナンスしていくことにする。 000 【総記】 100 【哲学】   200 【歴史】 300 【社会科学】 400 【自然科学】 500 【工学】 600 【産業】 700 【芸術】   800 【言語】 900 【文学】 000 総記 020 図書・書誌学 ◯書物語辞典 古典社 編 (古典社, 1939) 書物(図書、読

    今すぐ無料で手に入る150の辞書ー国会図書館デジタルコレクションが提供する日本の辞書を分野別に紹介する 読書猿Classic: between / beyond readers
  • 読書猿が中学生に本気で本を薦めてみた

    この世にしっかり存在しているのに存在していないように扱われてきた世界を、存在してはならないと思われながらけれどしっかり現実に生きてきた言葉でもって、誰の目にもこれ以上にないくらいの明らかさで、この世に存在させてしまった。 普通は、少女マンガ評論の嚆矢とかドゥームズデイ・ブックと紹介される。 人が何故読み書くのかを、そして書物がこの世界にいったい何のために存在しているのかを、パレードの先触れのように知らせてくれる。 だから、このリストでも1番に挙げられる。 併読書には、ほとんど同じ理由で、つまり現にありありと存在するのに、語る言葉も語る機会も周到に回避されてきたものについて、これ以上にないくらいの真摯さと明るさで語り示したものとして、イヴ・エンスラー『ヴァギナ・モノローグ』。 を読めという人間が大抵ろくに(そして、ろくな)を読んでいないように、歴史を知れとのたまう連中の多くは、歴史を英

    読書猿が中学生に本気で本を薦めてみた
  • 再読する、そのコストとベネフィット 読書猿Classic: between / beyond readers

    再読の便益(ベネフィット)は、その機会コスト(つまり、そのをもう一度読む時間で読めた新たなから得られるかもしれなかった便益=再読することで断念した便益)を見込んだとしても、プラスであり、しかもかなり高い。 (その理由) 1.はじめて読むよりも、再読するは、速く読める 2.はじめて読むよりも、再読するは、深く読める 3.再読することは、新たに読むを探し出すコスト(そのがハズレである際に無駄になる探コストも含む)を省くことができる。公平を期するために、蔵書の持ち越しコストを勘案しても、再読することの方がコストが低い。 4.新奇さにのみ浪費されるコストもない。 5.再読に耐えぬを発見し処分でき、再読に耐えぬをあらかじめ避ける眼を養うことを通じて、読書生活の長期的なコストを最適化できる。 まだまだあるだろうが、相手にさるぐつわをかませたまま、タコ殴りにしている気分になってきた

    再読する、そのコストとベネフィット 読書猿Classic: between / beyond readers
  • 書物を書き写すということー図書館となら、できること

    (夕刻、バス停) 少女:あ、パパ。今日は早いんだね。 父親:おまえはいつもこんな時間なのか? 少女:うん、帰りは大抵、今のバスかな。 父親:部活もないのに遅くないか? 少女:委員会もあるし、何もない日は図書館に寄ってくるから。 父親:県立の? 学校からだと方向が逆じゃないか。 少女:大丈夫だよ。友達といっしょだし、今日もバス停まで送ってもらったし。 父親:どんなの子なんだ、その子? 少女:前に言ったことなかった? 入学してすぐ、いっしょにクラス委員やった子。 父親:そういえば、よく怒ってたな。委員の仕事を全然しない子と組まされたって。 少女:そうそう。最初は先生が指名したんだけど、ほんと適材適所ってあるんだと思った。 父親:確か、新入生代表で挨拶した子だろ。そういう子がいるなら指名してしまうだろ。 少女:あれって入学試験の成績で決めたらしいんだけど、次の年から人物位で選ぶことになったって

    書物を書き写すということー図書館となら、できること
  • これから読書に向かうあなたが『社会学文献事典』を手に入れるべき6つの理由

    理由1 社会学系ブックガイドの決定版である 社会学および社会学へ影響を与えた周辺領域(哲学、歴史学、言語学教育学、心理学、文芸批評等)の基書をカバーした事典である。 用語や概念についての辞典はいくつもあるが、この分野の文献に焦点を合わせた事典には類書がない。 いや、正確に言えば、1998年に出たこの『社会学文献事典』の成功によって、同じ弘文堂から『精神医学文献事典』(2003)、『日史文献事典』(2003)、『文化人類学文献事典』(2004)、『宗教学文献事典』(2007)という弟書たちが誕生した。 ブックガイドといえば、紙面の制約からせいぜい2〜3百字程度の紹介文のものが多い。あまり少ない字数だと紹介よりも惹句(おすすめ)にしかならず、その内容を伝えて読み手に判断させるところまで到達しないが、このは違う。 事典という性質を活かして、1冊にまとめたものとしては、紹介冊数と紹介文量を

    これから読書に向かうあなたが『社会学文献事典』を手に入れるべき6つの理由
    egamiday2009
    egamiday2009 2015/01/01
    こういうレファレンスツールを編みなさい、ということを学ぶ。
  • 問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため

    南北戦争以前のアメリカ合衆国南部では、奴隷に「読み書き」を教えた白人は厳しく罰せられた。 フレデリック・ベイリーは奴隷だった。 1828年、ベイリーは、農園からメリーランド州ボルティモアの街に連れて来られた。 彼の新しい「主人」は、ヒュー・オールドという男だった。 仕事は、野良仕事から内働きに変わった。 周囲の環境も、単調な農園からにぎやかな街へと変わった。 街には、店の名前を記した看板やポスターがあった。 それから、文字を読める人間がいた。 ベイリーはある日、彼の運命を変えるような発見をした。 壁や紙の上に書かれている「模様」と、それ見ている人間の唇の動きに関係があることに気付いたのだ。 そこから、彼がその国の歴史を変えるまでには、まだまだたくさんの時間が必要だった。 しかし、それからは坂を転がり降りるようだった。 苦難や危険がなかった訳ではない。 だがもう、ベイリーは元に戻ることはなか

    問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため
    egamiday2009
    egamiday2009 2014/10/04
    無知の無知が一番怖い。自分たちが何から目を塞がれてるかわかってないという。
  • というわけでTwitterで【一行読書猿】はじめました

    いつもはブログの更新をtwitterでつぶやくのだが、逆をやってみる。 経緯と背景 おまえのブログの書き方は間違っていると言われたことがある。 前にどうやってブログを書いているかについて書いた時だ。 どこがどう間違っているといわれたか、簡単にまとめると、 ・一つのブログに人が割く時間はせいぜい数分なのだから、その時間で読めない長い記事はダメだ。 ・長い記事を書くために長い時間がかかるなんて論外だ。 ・ネタは小出しにして、長いものは切り分けて、まず記事の数を稼げ。 ・そして更新頻度を上げろ、週1回しか更新しないのはブログじゃない。 というような話だった。 あれから随分になるが、申し訳ないことに、ますます逆の方向に行っている。 記事の長さは長く、更新間隔はさらに長くなっている。 今のところ改める予定はない。 「やりたいようにやる」という積極的な理由よりも、 「ああはなりたくない」というものを避

    というわけでTwitterで【一行読書猿】はじめました