小林昌樹(図書館情報学研究者) ■本は今、わりあいと見つかる むかしは読みたい本を見つけるのも一苦労だったが、現在では国会図書館(NDL)の全国書誌データがネット検索できるようになって、ひととおり探すことが誰にでもできるようになっている。また、そこで分類や件名を使えば、見たことも聞いたこともない本を見つけることもできるはず(第3回 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ)。 しかし、NDLに明治以来の和図書が1000万冊あったところで、自分の知りたいことがちょうど良く1冊の本になっているとは限らない。その場合、どうするか? 雑誌の記事を探すということになる。 ■記事はまだまだ難しい 戦前の日本には記事索引がほぼなかった。だから戦後、アメリカ図書館使節が衆・参議院に「調べ物のための図書館には、これこれの事業をさせなさい」と教えたなかに、汎用の雑誌記事索引があったのだ。そこで、創設翌年(
早稲田大学中央図書館は全体で27,705平方メートルを有し、収蔵可能規模は400万冊にのぼります。すべての図書は一部の重要書をのぞき利用者がじかに手にとってみることができる開架式書架に配架されています。この他に、閲覧個室、展示室、AVホール、マイクロ資料閲覧室など、多彩な利用者のニーズにこたえる施設が準備されています。 早稲田大学中央図書館ホームページより抜粋https://www.waseda.jp/library/libraries/central/about/ 今回、図書館蔵書の未製本雑誌(特殊コレクション)約9,000冊を収納するための組み立て式棚はめ込み箱の製作と設置作業をご依頼いただき、雑誌・新聞が配架されているバックナンバー書庫の棚50段に100箱を設置しました。棚はめ込み箱の前蓋には書誌情報カードを差し込むカードホルダーRを取り付けています。 この度の事例紹介にあたり、 早
国立国会図書館ウェブサイト(ndl.go.jpドメイン及びkodomo.go.jpドメインで提供するウェブサイト。以下特に記載がない限り同じ。)で公開している情報(以下「コンテンツ」といいます。)は、どなたでも以下の1)~6)に従って、複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。商用利用も可能です。また、数値データ、簡単な表・グラフ等は著作権の対象ではありませんので、これらについては本利用ルールの適用はなく、自由に利用できます。 コンテンツ利用に当たっては、本利用ルールに同意したものとみなします。 (注)なお、上記ドメインを含むウェブサイトであっても、利用ルールを別に定めている場合は、本利用ルールの規定にかかわらず、当該利用ルールが適用されます。詳細は、「別紙」をご確認ください。 コンテンツを利用する際は出典を記載してください。出典の記載方法は以下のとおりです。 【出典記載例
2021年10月19日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を更新したと発表しました。 感染力の強い変異株による感染拡大を踏まえ、「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」等の感染リスクが高まる5つの場面を考慮して更新を行ったとあります。 また、「基本的事項の決定と実施の確認に関するチェックリスト」の更新版や今回の更新におけるポイントをまとめた資料、更新箇所を赤字で示した資料も公開されています。 図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの更新について(JLA, 2021/10/19) http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=6009 図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン[PDF:14ページ
アットアイデアは8月2日、これまでのビデオデッキとはまったく異なる方式のVHS再生機を開発する方針を発表した。ヘッドにテープを直接押し当てずに再生できる独自の仕組みを採用し、カビが発生していてもテープやヘッドを傷めずに再生できるという。テレビへの接続機能は持たず、直接microSDカードなどのデジタルメディアにダビングできる仕組みを採用する。商品名、価格は未定で、2026年度をめどに開発する。レンタルでの提供も見込む。 開発の経緯は、VHSテープに記録された映像を保持しているユーザーがいまだ多いことを受けてのもの。従来型のVHSビデオデッキは、テープを引っ張って筒型のヘッドに押し当て再生/録画を行う仕組みを採用していた。このため、テープにかかる負荷が高く、テープが絡まるトラブルも多かった。また、古いVHSテープにはカビが生えていることも多く、ヘッドが傷む要因ともなっていた。これらを踏まえ、
2020年10月1日、大阪大学附属図書館が、韓国国立中央図書館(NLK)のデジタル化資料送信サービスを導入したと発表しています。 NLKがデジタル化した資料の画像閲覧と複写(画像の印刷)ができるサービスで、大阪大学附属図書館が協定を結んだことにより利用できるようになりました。 同館の外国学図書館の1階カウンターにある専用端末1台から利用できます。 韓国国立中央図書館デジタル化資料送信サービスの利用開始について(大阪大学附属図書館,2020/10/1) https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20201001_gaikoku/ 外国学図書館 韓国国立中央図書館デジタル化資料送信サービス利用案内(大阪大学附属図書館) https://www.library.osaka-u.ac.jp/gaikoku/nlk_digital/ 参考: E1931 – 韓国の
図書館の評価 原田 隆史 1963年の「中小レポート」や1970年に刊行された「市民の図書館」は,それまでの閲覧中心 であった日本の図書館思想を大きく変え,その後の図書館活動に大きな影響を与えることとなった。ま た,ここで打ち出された貸出サービスは利用者を急増させるとともに,人々の図書館に対する良いイメ ージを形作ることにもなった。さらに注目すべきなのは,「市民の図書館」において年間貸出冊数に関 する数値目標が記載されるなど,サービスに関する定量的な基準を50年前のこの時期に盛り込んだこ とであろう。これを受けて各図書館でも「貸出冊数」や「入館者数」などの図書館利用に関する統計的 データが集められ図書館の評価に用いられてきた。 しかし近年,公共図書館を取り巻く環境は大きく変化している。検索エンジンにより図書館による書 誌情報の検索機能の優位性は低下し,定額制電子書籍読み放題は図書館の資料提
凸版印刷と日本ファイリングが、貴重資料の長期保存と利活用事業で協業 ~デジタルアーカイブソリューションと大量脱酸処理技術の融合によって 貴重資料の消失リスク対策から最適な保存、有効活用を実現~ 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と日本ファイリング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田嶋譲太郎、以下 日本ファイリング)は、企業や官公庁、各種団体の所有する貴重資料の「デジタルデータ保存」と、「現物保存」を軸とした貴重資料の長期保存と利活用事業において協業。 凸版印刷が提供する、高品質撮影、年史編纂、データベース構築など史資料の有効活用を実現するデジタルアーカイブソリューション(※1)と、日本ファイリングの「DAE法による大量脱酸処理(※2)」をはじめとする、紙資料の現物保存に関する技術を連携させたサービスを2014年7月中旬から開始し
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家族や恋愛、お金や仕事など、日常における悩みは多いもの。ここでは、心理学者の平松隆円さんがマイナビニュースのQ&Aコーナーに寄せられた悩みにお答えします。 今回のお悩みタイトルは、「腐女子なのですが、奇跡的に結婚が決まりました。しかし問題がひとつあります」です。 ■質問 28歳女性です。いわゆる腐女子なのですが、奇跡的に結婚が決まりました。 が、夫と一緒に暮らすに当たり、ひとつ困ったことが…。2,000冊を超える薄い本が大量にあるのです。 これはすべて処分すべきでしょうか…。データ化してHDDに保存し、紙のものはすべて捨てたほうがよいのか迷ってます。子どもができたときに、子どもの目に万が一はいったらあまり教育によくない気がします…。 ⇒この質問にアドバイスをする場合はこちらから。 ■回答 できるなら捨てないで!ひとによっては、お宝です!! 結婚、おめでとうございます。奇跡的に結婚が決まった
オーバーヘッド型スキャナを搭載し、本を裁断しなくてもスキャンできる「ScanSnap SV600」が発売されてから、約1カ月が経過した。筆者はこの間、SV600と、従来型のドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」を併用していたのだが、スキャナが2台あっても使い分けに困るということはなかった。 SV600とiX500の2台のスキャナは特徴がはっきり分かれており、それぞれに得意な原稿があるからだ。そのため、原稿の種類によって自然に使い分けるようになっていった。今回は、SV600とiX500の個性に注目し、各スキャナの得意分野にスポットライトを当てたい。ScanSnapの購入を検討しているが自分の用途にはどちらが合っているのか決めかねている、という人の一助になれば幸いだ。 本のデジタル化に便利なのは? ScanSnapを購入しようとするとき、最初に挙げられる目的が「本のデジタル化」で
レーザーディスクの媒体変換が可能となりました!! 平成22年の著作権法改正において、記録のための技術・媒体の旧式化により媒体の内容 を再生するために必要な機器が市場で入手困難となり、事実上閲覧が不可能となる場合に おいて、新しい媒体への移替えのためにデジタル化を行うことが可能となりました。 この解釈の変更を受け、当社では、図書館様に所蔵されているレーザーディスク(以下LD) のDVD複製サービスを行っております。 媒体変換のメリット LDをDVDに変換することは、アナログをデジタルに変換することになるため、今後長期に 渡り保存が容易となり、再生機に縛られることなく資料の利用が可能となります。 また単純に一枚のDVDとして利用するだけでなく、DVD-Videoチェンジャーサーバ等を 利用することで著作権の問題をクリアしながら、死蔵していたLDコンテンツを容易に広く
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