公共図書館や大学図書館、企業スポンサーによるものではなく、個人の思いや力で立ち上げられた小さな図書館が、日本各地で展開されています。 このような小さな図書館はともすればその存在が忘れられがちですが、私たちが本に接し、人と出会っていく上ではとても大事な役割を果たしています。 社会が複雑になり、効率優先的になるにつれて、お互いの顔が見え、相互に協力しあって運営されている小さな図書館の存在が再認識してもらえると考えています。 このような小さな図書館をやっている人たちが、夢や体験を語り合い、共有できる場をつくりたいと思い「マイクロ・ライブラリーサミット」を開催します。 実施日: 2013年8月24日(土) 10:00〜20:00 場所: まちライブラリー@大阪府立大学 住所: 大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第1ビル I-siteなんば3階 (地下鉄 御堂筋線 大国町駅徒歩5分) htt
公共図書館は「金太郎飴」であるべきか : 今を読む:文化 : Biz活 : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnculture/20130718-OYT8T00851.htm 公共図書館をめぐっての「金太郎飴」という表現は,しばらくぶりで見たような気がします。 「公共図書館金太郎飴論」というのは,記憶に間違いがなければ,僕が学生の頃には既にありましたね。それは確か, 「公共図書館が『市民の図書館』に基づく“貸出し業務偏重”に陥ったため,どこの公共図書館に行っても売れ筋の本(予約が多い本)ばかりが書架に並んでいるじゃないか」 という類のものだったかと。最近はさすがに(一部の頑強な信者を除けば)『市民の図書館』信仰も希薄になりつつあり(『市民の図書館』はその役目を終えて歴史的文書になった,とい
市民団体「神奈川の県立図書館を考える会」は4日、同会がまとめた提言を説明するシンポジウムを横浜市中区のさくらワークスで開いた。提言を基に意見を交わし、県立図書館の再編問題を機に盛り上がった議論をどう深めていくかといった課題について論じ合った。 「民間からの政策提言」は6月にまとめたもので、県立図書館(横浜市西区)を高い専門性を持った調査・研究型図書館にすることや、県立川崎(川崎市川崎区)の科学・産業支援図書館としての存在意義を世界基準にまで引き上げることなどを提案。図書館のあり方の検討過程についても、図書館協議会の再設置による議論の透明化を求めた。県知事や県教育委員会、県議会議員などに提出している。 主宰者の岡本真さん(横浜市中区)は「この提言が絶対的に正しいわけではない。県と対立するのではなく、県民の立場から知恵を出し、協働の意識と姿勢を示すことが、よりよい図書館をつくり上げていくは
毎年,朝日新聞出版から『大学ランキング』が刊行されるようになって久しい。『大学ランキング』では必ず「大学図書館ランキング」が掲載され,さまざまな指標から大学図書館の順位付けがなされ,大学関係者と同様に大学図書館関係者も一喜一憂する。ここで大学や大学図書館を順位付けることの是非を論ずるつもりも能力も筆者はもちあわせないが,こうした社会現象の背景には,50%を超えた大学進学率とともに長引く不景気感にもかかわらず,ゆうに700を超えた大学(国公私立の4年制の大学)の多さに対する社会の(つまり受験生や彼らの父母)視線が存在することを否定する者はないだろう。 同様の大学ランキングは,米国においてはわが国よりもさらに長い歴史をもつ。大学の社会的評価ということについては,大学という高等教育機関のおかれた歴史的社会的な背景の違いもあり,こうした評価が個々の大学の経営におよぼす影響は多岐にわたるといわれる。
これは、ある少年と図書館の物語であるとともに、公共施設のあり方、社会教育施設のあり方を再確認するものです。 あなたは、現代の日本で教育を受けることが困難な子どもがいるなんて、信じられないと思いますか?公共図書館のような社会教育施設なんてコストセンターだと思いますか? どうか、この物語をよんでから、再度、考えてみてください。 これは、事実です。 AbnKtr @AkbnTr ガキの頃夏休みの自由研究で佐賀の某歴史建造物を調べに図書館に通った。三度目の訪問だったかも。司書のお兄さんが『この本も助けになるかもしれません』って教えてくれた。クリティカルヒットだった。あの時のお兄さんの見識と、見るからにクソガキの俺を大人として扱った丁寧な言葉使いを忘れない。 2013-07-15 10:26:35 AbnKtr @AkbnTr 当時親の会社が倒産し思い出すのも辛いほど貧乏のドン底だった。明日の食べ物
68年前の今日、このまちの上空にアメリカの爆撃機が一発の原子爆弾を投下しました。熱線、爆風、放射線の威力は凄まじく、直後から起こった火災は一昼夜続きました。人々が暮らしていたまちは一瞬で廃墟となり、24万人の市民のうち15万人が傷つき、そのうち7万4千人の方々が命を奪われました。生き残った被爆者は、68年たった今もなお、放射線による白血病やがん発病への不安、そして深い心の傷を抱え続けています。 このむごい兵器をつくったのは人間です。広島と長崎で、二度までも使ったのも人間です。核実験を繰り返し地球を汚染し続けているのも人間です。人間はこれまで数々の過ちを犯してきました。だからこそ忘れてはならない過去の誓いを、立ち返るべき原点を、折にふれ確かめなければなりません。 日本政府に、被爆国としての原点に返ることを求めます。 今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委
オーバーヘッド型スキャナを搭載し、本を裁断しなくてもスキャンできる「ScanSnap SV600」が発売されてから、約1カ月が経過した。筆者はこの間、SV600と、従来型のドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」を併用していたのだが、スキャナが2台あっても使い分けに困るということはなかった。 SV600とiX500の2台のスキャナは特徴がはっきり分かれており、それぞれに得意な原稿があるからだ。そのため、原稿の種類によって自然に使い分けるようになっていった。今回は、SV600とiX500の個性に注目し、各スキャナの得意分野にスポットライトを当てたい。ScanSnapの購入を検討しているが自分の用途にはどちらが合っているのか決めかねている、という人の一助になれば幸いだ。 本のデジタル化に便利なのは? ScanSnapを購入しようとするとき、最初に挙げられる目的が「本のデジタル化」で
著作権が切れ、誰でも中身を公開できる本なのに、国立国会図書館が、出版社の抗議を受けて、インターネット上での無料公開を一時中止した。図書館には国民の知へのアクセスを助けるという役割もあるのに、法的な裏付けのない抗議に応じたのはなぜか。 問題になったのは、仏教の経典を集めた全88巻の『大正新脩大蔵経』。編者の高楠順次郎氏の死後50年が過ぎ、1995年末に著作権は消滅。国会図書館は全ページをスキャンする電子化を進め、2007年に37巻分、今年2月に残りの51巻分をネット公開した。 同書の紙の本は大蔵(だいぞう)出版が刊行したものが、今も販売されている。全巻セットだと約156万円。同社は「無料公開されたことで年間1千万円以上の売り上げが3分の1程度に減った」として、6月、中小出版社でつくる団体・日本出版者協議会と共に、国会図書館に公開中止を申し入れた。 同館は公開を一時中止し約3カ月後に最終判断す
オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)の開始 2013年7月1日,改正国立国会図書館法の施行に伴い,国立国会図書館(NDL)は,「オンライン資料収集制度」(愛称:eデポ)を開始した。「オンライン資料」とは,インターネット等で出版(公開)される電子情報で,図書または逐次刊行物に相当するもの(電子書籍・電子雑誌等)である。 NDLは2010年4月から「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業」(WARP)として,国等の公的機関が出版するオンライン資料やそれらを含むウェブサイトを国立国会図書館法に基づき制度収集してきたが(E1046参照),公的機関以外の者が出版するものについては許諾を得られたものを収集するに留まっていた。しかし,公的機関以外の者が出版する重要な資料が紙媒体からウェブ版へ移行していることや,電子書籍,電子雑誌等が広く社会に普及し始めていることに鑑み,このたび法整備が行われ公的
若者の図書館利用習慣と図書館への期待 図書館の利用習慣や図書館に対する期待は,若者と他の世代とでは異なるのだろうか。2013年6月25日,米国のPew Research Centerが,その実態を数量的に明らかにする調査レポートを公表した。このレポートは“Younger American’s Library Habits and Expectations”と題するもので,調査は2012年10月15日から11月10日にかけて16歳以上の米国人を対象に電話インタビューにより実施されたものである。分析にあたっては,年齢区分として16-29歳,30-49歳,50-64歳,65歳以上を設定し,16-29歳を若者と定義している。若者については,さらに細かい区分(16-17歳,18-24歳,25-29歳)も設定している。 レポートではまず,若者のインターネットの利用状況や読書習慣について確認している。こ
ニューヨーク公共図書館の改修計画をめぐって ニューヨーク公共図書館(NYPL)のスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)改修計画をめぐって議論が巻き起こっている。同館は,NYPLの中央館にあたるもので,改修費は3億ドルと目される。2012年2月16日に英国のFoster+Partnersへデザイン制作の依頼が決定し,同年12月19日にそのデザインが発表された。だが順風満帆とはいかず,計画発表当初から賛否が飛び交う事態となっている。 NYPLの改修計画は2008年にスタートした。その際,投資アドバイザー企業のBlackstone Groupの共同創業者にして会長のスティーブン・A・シュワルツマン氏が,改修等のために1億ドルを同館に寄付している。これにより氏の名前は館名として掲げられることとなった。当初から,3階の大閲覧室Rose
ロダンの「考える人」が正面に飾られた、デトロイト美術館=中井大助撮影デトロイト美術館に飾られている、ピカソの作品を見る来館者=中井大助撮影 【デトロイト=中井大助】財政が破綻(はたん)し、破産を申し立てた米ミシガン州デトロイトで、市の財産を算定する手続きが進んでいる。中でも注目されているのは、米国でも屈指の所蔵を誇る、デトロイト美術館の作品だ。 1885年に開館したデトロイト美術館には、古代から現代まで約6万点の美術品がある。特に絵画は充実しており、ブリューゲルやゴッホ、ピカソらの作品が並ぶ。建物とともに、市が所有しており、非営利団体が運営。美術品の評価額は公表されていないが、総額で10億ドル(約960億円)を超えるのは確実とされる。 7月に提出された破産の申し立てでは、市の負債総額が180億ドル(約1兆7400億円)にも達すると試算された。破産手続きが進めば、債権者の多くは市に貸し
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