American Historical Associationの月刊誌“Perspectives on History”の2013年1月号に、“History Harvests”を扱った記事が掲載されており、このほどそれが会員以外にも公開された。 “History Harvests”とは、University of Nebraska-Lincolnの歴史学部が2010年に始めたプロジェクトで、James Madison Universityも実施している。これは、学生が地域の個人宅に眠る史料(文書史料に限らない)を掘り起こし、デジタル化するというものだ。だが、単に新史料を発見するだけではない。地域あるいは家族の歴史が、アメリカというより大きな物語にどのように接続するのかを、参加者とともに検証し、議論し、そしてまとめられる。その目的は、これまで見えなかったアーカイブズや物語を可視化させ、公の
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