今年8月の「おことば」で、生前退位のご意向をにじませた天皇陛下。その実現に向けて、安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が17日に開かれる。生前退位に向けては、特別立法で対応するのか、それとも皇室典範改正まで踏み込むのか−−法的整備が論点の一つになりそうだ。有識者会議の議論はどうあるべきなのか。
![論点:シリーズ生前退位 有識者会議に望む | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ba9eee08544ac380bc0c72f6f71fb8cf9f4713ad/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2016%2F10%2F14%2F20161014ddm001010029000p%2F9.jpg%3F1)
今年8月の「おことば」で、生前退位のご意向をにじませた天皇陛下。その実現に向けて、安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が17日に開かれる。生前退位に向けては、特別立法で対応するのか、それとも皇室典範改正まで踏み込むのか−−法的整備が論点の一つになりそうだ。有識者会議の議論はどうあるべきなのか。
ぜんそくなど重いアレルギー疾患を引き起こすたんぱく質を発見し、発症の仕組みを解明したと、千葉大の中山俊憲教授(免疫学)のチームが16日の米科学誌サイエンス・イムノロジーに発表した。このたんぱく質の働きを止める抗体を投与することで根本的な治療が期待できるという。 ぜんそくは気管支などが炎症を起こし、気道がふさがって呼吸困難を引き起こす。アレルギー反応を起こした病原性免疫細胞が血管の外に出て…
天皇陛下が退位の意向を周辺に示されて以後、どのような水面下のやりとりを経て表明に至ったか。宮内庁と首相官邸はどう動いたのか。高齢と象徴天皇の在り方について、陛下がこめた思いとは何か。これまでの経緯を検証する。 「定年制」問題提起 天皇陛下は8月8日のおことばで「ここ数年、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました」と話された。宮内庁の風岡典之長官は同日の記者会見で、「ここ数年」とは5、6年前からだったと説明した。宮内庁幹部によると、2010年夏ごろからだったという。 陛下は03年1月に前立腺がん手術、12年2月には心臓の冠動脈バイパス手術を受けた。2度目の手術前の11年11月には気管支炎での入院もあり、陛下も周辺も年齢をより意識するようになった。秋篠宮さまが「(天皇の公務の)定年制というのはやはり必要になってくると思います」(11年11月の誕生日に合わせた会見)と問題提起
天皇陛下が生前退位の意向がにじむおことばを表明されてから8日で1カ月を迎える。関係者の証言を基に振り返った。 「生前退位ができるか検討したが、やはり難しい」。今年春ごろ、首相官邸の極秘チームで検討していた杉田和博内閣官房副長官は宮内庁にこう返答した。 天皇陛下は昨年12月18日、82歳の誕生日にあわせた記者会見で「行事の時に間違えることもありました」と述べた。昨夏の戦没者追悼式で手順を誤ったことなどを指す発言とみられている。宮内庁は官邸に「8月15日に段取りを間違えて陛下は退位の思いを強くされた。おことばを言いたいという強い思いがある」と伝えた。「陛下は摂政には否定的だ」という条件もついていた。 官邸は水面下で検討を始め、杉田氏のもとにチームが結成された。総務、厚生労働両省、警察庁などから数人程度が出向し、内閣官房皇室典範改正準備室の別動隊という位置付けだったが、準備室のメンバーさえ存在を
防衛大学校の卒業式の式典会場に入る人たち=神奈川県横須賀市の防衛大学校で2016年3月21日、後藤由耶撮影 東京本社社会部編集委員・滝野隆浩=防衛大卒・56歳 21日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式を取材した。首相は訓示を「自衛隊最高指揮官、内閣総理大臣、安倍晋三」と締めくくった。過去3度の訓示では「自衛隊最高指揮官」とは言わなかった。今年は特別な思いがあったのか。 式のすぐあと、学生舎の前で一人の卒業生と会った。大半は任命・宣誓式に出るため陸海空の制服に着替えている最中だが、任官を辞退した彼は紺色の制服のままだった。卒業証書は前日に渡され、卒業式への出席は認められなかった。2年前からそうだという。 私は34年前に防衛大を卒業した。任官しなかったが名物の「帽子投げ」はやった。だから思わず「何だか寂しくない?」と聞いた。彼はぽつんと答える。「もう愛着ないですから、気にしてません」
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