Tweet 絶滅の恐れがある生物の生息地や渡り鳥の集中飛来地など、日本の生物多様性保全にとって特に重要な場所232カ所を国際環境保護団体、コンサベーション・インターナショナル(CI)・ジャパンの研究チームが選び、1日発表した。 調査は東日本大震災の前だが「生物多様性重要地域(KBA)」と呼ばれるこれらの地域の中には、本県や宮城県の河口部や沿岸の湿地など、地震と津波の影響が心配される地域も含まれている。 調査したCIジャパンの名取洋司さんは「震災が与えた影響を早急に調査するとともに、今後の復興事業で破壊されないようにすることが必要だ」と話している。 研究チームは、絶滅危惧種の生息地や特定の生物種が集中して利用している地域などを調査。KBAに関する国際的な基準に基づいて北海道の大雪山や釧路湿原、沖縄県北部の山林地帯「やんばる」、鹿児島県の屋久島や奄美諸島など232カ所を選定。釜石市箱崎町の三貫