トップ > 社会 > 話題のニュース一覧 > 記事 【話題のニュース】 津波遺産保存に応募ゼロ 「震災思い出す」 2012年3月1日 19時47分 岩手県宮古市田老地区の防潮堤の鉄扉=1日午後 岩手県宮古市が震災の津波で破壊された場所や建物を「津波遺産」として保存しようと、市民から候補を募ったところ、期限としていた1日までに応募がゼロだったことが分かった。市の担当者は「つらい思いをした震災を思い出すという住民の心情も影響したのではないか」と話している。震災の遺構の保存については各地で賛否が分かれている。 宮古市は津波の威力を後世に残して教訓としたり、市外の人に当時の様子を発信したりするため、遺産選定に着手。できるだけ被災の状況がそのまま残っていることや、ある程度規模が大きく、被災前に比べて損壊が著しいことを条件に2月から、候補を募ってきた。 (共同) この記事を印刷する PR情報 Ads