和歌山・有田川でウ飼いが開幕 室町から伝わる伝統漁法 和歌山県有田市の有田川で始まった「徒歩漁法」によるウ飼い=1日夜 和歌山県有田市の有田川で1日、鵜匠が舟を使わずにウと一緒に川の中を歩きながらアユを捕る、伝統的な「徒歩漁法」のウ飼いが開幕した。600年以上前の室町時代から伝わるとされ、当時の手法がそのまま受け継がれる有田川のウ飼いは全国的にも珍しい。 昨年9月の紀伊半島豪雨の影響で、所々で川の形態が変化し、例年より上流での開催となったが、有田川鵜飼協同組合の花田優組合長(66)は「アユの遡上自体に問題はないので、ことしも十分楽しんでもらえる」と自信を見せた。 夏の風物詩として、ウ飼いは9月中旬まで続く。問い合わせは同組合事務局、電話0737(88)5151。