「今年になって、ようやく防潮堤の問題が話題になるようになってきました。必要としている防災方法は地域…「今年になって、ようやく防潮堤の問題が話題になるようになってきました。必要としている防災方法は地域ごとに違うというのに、約370kmにわたって一律に巨大防潮堤を造るという計画が、そもそもおかしかったのだと思います」 こう語るのは、NPO法人「森は海の恋人」副理事長の畠山信氏。安倍晋三首相も3月10日・12日の参議院予算委員会で、防潮堤建設の見直しに理解を示す答弁を行った。防潮堤見直しに積極的に取り組んでいる安倍昭恵首相夫人の存在が、首相の答弁に影響したのだろうか。 2月6日、畠山氏は気仙沼市本吉町野々下に建設中の巨大防潮堤に昭恵夫人を案内した。海岸にそびえ立つ高さ10mの防潮堤を見たとたん、昭恵夫人は「これはないですね!」と思わず叫んだという。畠山氏はこう話す。 「この地区は工事が始
東日本大震災で壊滅的被害を受けた三陸のカキ養殖復活に貢献しようと、着卵材開発に取り組む群馬工業高等専門学校の小島昭・特命教授(70)らが、養殖いかだの9割が流された岩手県山田町で改良版の着卵材の実用化に挑んでいる。宮城産に頼っていた稚貝作りが可能になれば、コスト削減やブランド化につながると地元の漁師たちも期待している。 1月下旬、山田町の山田湾。小島さんと共同開発した石井商事(高崎市)の山田晋事業本部長らが、地元の三陸やまだ漁協の協力を得て、漁協のいかだに着卵材をつり下げていた。 「ここでは数個しかついていないんです」と小島さん。年々改良を進め、2012年に新潟県佐渡島の加茂湖、13年に浜松市の猪鼻湖で卵の定着に成功した。だが、流れが速い山田湾では卵が着卵材から流されてしまうという。 着卵材は、卵が着きやすい織物製の袋と成長したカキを定着させるネットでできている。袋からはカキの餌となるプラ
記事 WEB第三文明 2014年03月14日 11:07 コンクリートの巨大堤防では生命の尊厳は守れない - 安田喜憲 Tweet 画像を見る 東北大学大学院教授 安田喜憲 甚大な被害をもたらした東日本大震災――「いのちを守る森の防潮堤」を被災地につくるべく奔走してきた安田氏に話を聞いた。 人びとの心に共感を広げる「森の防潮堤運動」 私は現在、「森の防潮堤」の実現を広く訴えています。しかし宮城県には、巨大なコンクリートの防潮堤を構築する計画があり、それに「待った」をかけてくれたのが、公明党の太田昭宏国土交通大臣です。 太田大臣は、被災地へ何度も足を運び、現場の意見に耳を傾ける傍ら、リーダーシップを発揮して国土交通省内の意見を一変させ、森の防潮堤計画を政府の事業として重視してくださった。太田大臣は京都大学工学部卒の土木の専門家であるだけに、そのご意見は科学的に見ても、技術的に見ても納得のいく
ホタテの水揚げ本格化 北海道・鹿部 選別作業、手際よく (03/14 10:44) 引き揚げた養殖ロープからはずされ海水をはき出すホタテ=渡島管内鹿部町沖(植村佳弘撮影) 【鹿部】渡島管内鹿部町で養殖ホタテの水揚げが本格化している。 同町本別の村田憲生さん(45)は午前1時に船を出し、沖合約2・5キロの海上で約250本の養殖ロープを引き揚げた。貝殻の端に開けた穴に糸を通し、ロープからつるされたホタテは約10センチまで成長。1日で2年貝約5トンを水揚げする。 「ホタテに付着する小さな貝やホヤの仲間を取り除くのに手間がかかる」と村田さん。港に戻ると、パートの主婦らの手によって洗浄と選別作業が手際よく進められた。 町内では89戸が計1万トン近くのホタテを水揚げする。2月中旬に始まった作業は4月まで続き、1キロ225円前後と昨年より高値で取引されている。 <北海道新聞3月14日朝刊掲載> 前の記事
徳島県海陽町にある2軒の宿「ホテルリビエラししくい」と「遊遊NASA」では、宿泊者に限り、朝8時から始まる宍喰(ししくい)漁港のセリに参加する「入札セリ体験」を催している。 宿が入札権を持っているので、欲しい魚があれば宿の人に伝えて競り落とすことができる。新鮮な魚介を店頭価格の半額程度の浜値で買える上、緊迫感に満ちた貴重な経験にもなる。 前日19時までに宿のフロントに申し込む。体験は無料、競り落とした品に対して15%の手数料+消費税、必要に応じて箱代等がかかる。問い合わせは各宿へ。土曜、荒天時休。 ホテルリビエラししくい (電)0884・76・3300 遊遊NASA (電)0884・73・0300 (旅行読売4月号より)
県農林水産部は13日、日台漁業取り決め(協定)に伴い、漁獲高の減少などが予想される県内漁業者支援のために設置された沖縄漁業基金(100億円)の事業内容と助成率を公表した。漁具被害や外国漁船の操業調査など県内漁船の操業支援と、県内の漁業振興策への支援が2本柱となっている。 漁業基金は国が2月に補正予算で設置を決定。運用するのは、公益財団法人の県漁業振興基金(那覇市)。同団体は現在、組織内の検討委員会で助成を決定する基準などを協議している。 事業内容は(1)台湾漁船等対策(2)漁業振興対策(3)漁業環境整備の推進(4)一般管理費―の4項目。台湾漁船等対策は全項目で全額助成する。台湾漁船の操業調査と監視のほか、操業トラブルに備えて各漁船に船舶電話と衛生利用測位システム(GPS)を設置、沖縄と台湾の漁業者の交流事業も助成する。 漁業振興策では、施設整備に伴う借入金の利子を全額助成するほか、県産水産
43歳のころ、今の場所に新しく店を構えました。門をくぐると小さい庭園があって、3つドアを開けないとカウンターにたどり着けない造りです。よそとは違う雰囲気をつくりたくて、お客さんの期待や価値観を高めるためにそうしました。 清水港は、日本で消費されるマグロの約70%が水揚げされています。その中でうちが使うマグロは、ケープタウン沖で捕れるミナミマグロです。修業時代に食べたことがあり、脂がべったり乗っていて味わいが他のマグロと比べて全然違った。独立したら使おうとずっと思っていました。 ただ、15年ほど前からケープタウン沖に行く日本船は激減しています。今はたった2隻だけ。1回の漁で20トンしかとれないので、合わせて40トン。マグロ400本くらいです。お金にならないからやめる人が多い中で、昔から付き合いがある焼津の船は、「末廣のために行く」と船を出してくれて、より抜きのミナミマグロを持ってきてくれます
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は13日にソウルで開催された中国との海洋法・国際法律局長会議で中国に対し、海洋境界画定会談を早期に開催するよう再び促した。韓国外交部が明らかにした。 これに対し、中国側は担当部署に伝達するとした。中国で海洋境界画定会談は外務省の条約法律局が担当していたが、現在は2009年に新設された国境・海洋事務局が受け持っている。 両国は南方にある韓国南西部にある海中岩礁・離於島に対する管轄権の問題など、海洋境界問題にめぐって1996年以降、14回にわたり局長級会談を開催し、境界画定の原則や方法、対象水域範囲などを協議してきた。しかし両国の立場の差により交渉は進まず、会談も数年間開かれていない。
東日本大震災3周年追悼式のあいさつで脱原発を目指す考えを示した伊吹文明(ぶんめい)衆院議長(76)が追悼式前日の10日、自身のフェイスブックに「私たちは、最終目標としては脱原発に舵(かじ)を切った」と書き込んでいたことが自民党内で話題になっている。 原発維持・推進政策を転換するよう繰り返し安倍晋三首相に呼び掛けている小泉純一郎元首相に続き、自民党出身の「三権の長」が脱原発派への転換を明確に宣言したことで、政府のエネルギー基本計画案など党内の原発議論に影響が出る可能性がある。 書き込みは「あの大惨事の教訓を忘れてはならないのに、被災地以外では大震災以前と変わらぬ日々の暮らしが営まれている」と指摘。その上でエネルギー政策に関し「核エネルギーはコストの安い電力を供給するが、3・11の自然の力の前に抑制の効かない人間の弱さをさらけ出した。自然をコントロールしているつもりの技術は、人間の心の弱さが出
県内有数のさけの水揚げ量を誇る気仙沼市で13日、ふ化場で育てたさけの稚魚が海の生けすに移されました。 気仙沼市は、放流したさけが戻る割合を増やそうと、毎年、ふ化場で育てた稚魚を放流する前の一時期、海の生けすで育てています。 13日は気仙沼市唐桑町の大沢漁港で、体長5センチほどのさけの稚魚およそ100万尾がふ化場からトラックで運ばれ、水槽からポンプを使って海中に設けられた3つの生けすに移されました。 このあと、さけの入った生けすは、漁船でゆっくりと時間をかけて岸壁から200メートルほどのところまで移動され、漁業関係者たちがお神酒の代わりに水をまいてさけの順調な生育を祈りました。 生けすに移された稚魚は、1か月間ほど飼育されたあと、来月中旬ごろに放流される予定です。 宮城県漁業協同組合唐桑支所の立花洋之支所長は「ここで育ったさけは3~4年後には帰ってくるので、たくさん帰ってきて、浜に活気をもた
宮城県利府町浜田地区に町が計画する海抜3.3メートルの防潮堤について、住民が隣接する松島海岸と同じ海抜2.1メートルへの引き下げを求めていることが分かった。町は地元の意向を重視し、変更を認める方針だ。 町は東日本大震災で浸水した浜田地区の防災対策として、避難道路や避難場所とともに、海抜3.3メートル、延長700メートルの防潮堤を整備する。ことし秋にも着工の予定。 浜田地区を含む塩釜・松島湾内の防潮堤の高さは、県が3.3メートルと設定した。うち松島海岸は、過去の浸水の痕跡や点在する島の津波減衰効果から2.1メートルとしている。 住民は、浜田地区は地形的に津波被害を受けにくく、1960年のチリ地震津波でも浸水していないとして、松島海岸と同じ高さへの変更を町に求めた。4月初旬に開かれる浜田町内会(約110世帯)の総会に諮り、正式に決議する。 浜田地区では、町が管理する浜田漁港の背後地に「
トップ > 愛知 > 3月14日の記事一覧 > 記事 【愛知】 三河湾に春告げるトリガイ漁 西浦で800キロ水揚げ Tweet mixiチェック 2014年3月14日 水揚げされたトリガイ。今年はまずまずの量が見込めるという=蒲郡市西浦町で 三河湾に春を告げるトリガイ漁が始まった。蒲郡市西浦町の漁港では十三日朝、西浦半島の浅瀬などで採った約八百キロが水揚げされた。 トリガイは、甘く柔らかい身の二枚貝で、すしねたや刺し身として人気がある。 県漁業生産研究所(南知多町)によると、二月下旬の試験操業では大きさは五センチ前後。例年より大ぶりで量も多めという。昨年より十五日早く、十日に漁が解禁された。お互いの協議で操業は一日四十分と決めた。 西浦町の漁港には漁を終えた八隻が入港し、漁港の市場にはトリガイがぎっしり詰まったケースが並んだ。価格は一ケース(十キロ程度)五千五百円前後と昨年並み。 漁期は
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