千葉市は27日、千葉港で整備中の旅客船桟橋の脇に建設を予定している旅客船のターミナル機能を兼ねた複合施設について、同市中央区の飲食業「ケーズネットワーク」を事業の優先交渉権者に決めたと発表した。桟橋の完成時期(2015年度末)にあわせてレストランなどをオープンさせて海辺ににぎわいを作るきっかけにする考えだ。 計画では、同社が約8億7000万円を投資し、約7000平方メートルの市有地に鉄骨2階建ての建物(延べ床面積約2100平方メートル)を建設する。完成は15年12月の見通し。 建物には県産の海産物などを使ったシーフードレストランやカフェ、ダイビングの体験ができる大型の水槽などを作り、旅客船の運航に向けた通船事業者の事務所用スペースや券売所、待合スペースなども設ける予定という。 市は隣接地に公園の整備も予定しており、千葉ポートタワーなどとあわせて、この海辺一帯の魅力向上を狙う。また、完成後は