苫小牧漁協や胆振地区水産技術普及指導所などの水産関係機関は26日、苫小牧沿岸でホッキ貝の資源量調査を実施した。漁場別に分布状況を把握し、2014年度に同漁協が行うホッキ漁の漁獲枠設定などに反映させる。 苫小牧沿岸のホッキ漁場計47地点で調査した。漁で使用する噴流式けた網を使って検査用のホッキ貝を捕獲。定点当たりの生息数から漁場全体の推定資源量を割り出すためのデータを収集した。 捕獲したホッキ貝は苫小牧市公設地方卸売(水産)市場内に運ばれ、捕獲地点ごとに漁業関係者約50人が一つ一つ貝の殻長を計測。漁獲対象となる殻長9センチ以上の成貝と9センチ未満の子貝に分類し、個体数や重量などを測定した。今後、普及指導所が調査結果から沖合のホッキ資源量を推測し、同漁協に報告する予定だ。 同漁協は、ホッキ資源を守るために一定の漁獲枠を設定した資源管理型漁業を展開している。漁獲枠決定の参考にするため、毎年この時