巨釜と半造の地形はU字型で、前田浜を挟んで左と右に岬がある。レストハウスや駐車場高台から赤松林を通り、岬先端まで200~400mほど歩かなければならない。巨釜の見所は水取場(みずとりば)、折石(おれいし)、離島の八幡岩(はちまんいわ)、貞定岩(さだとういわ)などで、見晴らし台から左側と右側の細い下り道を辿り、どちらからでも崖の麓まで降りる事ができる。半造の方には、トド岩、東風穴(こちあな)、トンネル岩、狙板岩(まないたいわ)などがあり、巨釜と八幡岩を反対から眺める事ができる。遠方に氷上山(ひかみさん)、広田崎(ひろたざき)、綾里崎なども見渡す事ができる。 霰石(アラゴナイト) 巨釜と半造は、古生代ペルム紀(2億8000万~2億5100万年前 )から中生代白亜紀(1億4000万~6550万年前)の石灰岩地帯に隕石が落下し、その熱と反動によって形造られた。もともとはウミユリなどが繁殖していた海