シンガポール沖で衝突事故を起こしたイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」(8月21日) Ahmad Masood-REUTERS <もしマケインのサイバー防御が突破されたのだとしたら、海上戦の意味は根本から変わってしまう> 米海軍は8月21日にイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」(以下、マケイン)がシンガポール沖で民間タンカーと衝突した事故原因について、サイバー攻撃だった可能性を捜査している。ジャン・タイ米海軍情報戦担当副司令官が9月14日、明らかにした。 米海軍は、マケインの衝突前にハッカーがコンピューターシステムに侵入した可能性を含め、事故原因の究明に全力を挙げている。 一方、マケインの事故の2カ月前の6月17日に伊豆半島沖で民間のコンテナ船と衝突したイージス艦「フィッツジェラルド」については、サイバー攻撃の可能性はないと捜査関係者は見ているという。 「非常な短期間に2つの衝突事故が
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