大雪ピーク過ぎるも交通障害やなだれに注意 智頭41センチ、米子30センチ、倉吉29センチ(11時現在)
震災の記憶、立体画像で後世に=解体前にデータ保存−東北大、東大 震災の記憶、立体画像で後世に=解体前にデータ保存−東北大、東大 東日本大震災から2年3カ月が経過し、被災した土地の再建が進む中、津波にのまれて大破した建物などを解体前に3次元(3D)データ化し、保存する動きが始まっている。震災の記憶を後世に残そうという取り組みで、東北大や東京大が測量などの作業を進めている。 測量は対象物にレーザー光線を当て、形状を正確に計測して3Dデータを取得する。カンボジアのアンコールワット遺跡でも活用された方法だ。東北大学総合学術博物館(仙台市)はこれまで、骨組みだけになった宮城県南三陸町の防災対策庁舎や、陸に打ち上げられた気仙沼市の漁船「第十八共徳丸」などを測量した。 パソコンとつないだ特殊な眼鏡をかければ、データを基にした3D画像がディスプレーを通じて眼前に広がる。実際に歩いたり、コントローラーで
旧東海道の宿場町ならではの趣きある町並みが残る静岡市清水区の旧蒲原宿で、歴史的建造物を地震、津波などから守る取り組みが本格化する。東日本大震災被災地の関係者に助言を仰ぎ、国の登録有形文化財に指定されている6件の建造物など貴重な建造物の保全活動を加速させる。 同区蒲原にある国登録有形文化財「旧五十嵐邸」。明治初期の木造建築の同邸を管理するNPO法人「旧五十嵐邸を考える会」(辻祐子理事長)の関係者は今月初旬、宮城県気仙沼市を訪問した。古い街並みを残す同市の風待ち地区などで、文化財の被災と復旧の状況を視察した。 同地区では40棟以上あった歴史的建造物のほとんどが地震と津波の被害に遭った。多くが取り壊しを余儀なくされた中、文化財の修復活動に取り組む地域団体「風待ち復興検討会」などが行政への働き掛けや資金調達に尽力し、5棟の国登録有形文化財を修復する道筋をつけたという。 同検討会副会長の本田勝
県文化振興事業団埋蔵文化財センターが発掘調査を進める宮古市津軽石の津軽石大森遺跡から、奈良時代(8世紀)の大集落跡が見つかった。同センターによると、沿岸部の奈良時代の集落跡としては最大級の規模。6日午前11時から現地説明会を開く。 国土交通省三陸国道事務所の三陸沿岸道路建設事業に先立つ調査。遺跡は津軽石川河口付近の高台(標高15~20メートル)に位置し、大型(直径7メートル)を含む竪穴住居跡32棟が出土した。 奈良時代には、閉伊地方の蝦夷(えみし)が国家に昆布を献上していたことが当時の文献に記される。同センターの米田寛文化財専門員は「津軽石川はサケが遡上(そじょう)する川として有名だが、この地は海産資源が集積する流通拠点だったのではないか」と推測する。 【写真=奈良時代の竪穴住居跡32棟が出土した津軽石大森遺跡=宮古市津軽石】
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