PCからスマートフォンやタブレットへという市場動向の変化が、Appleに有利に働いている。半導体市場を引っ張るのはもはやPCメーカーではなくなった。世界最大のPCメーカーであるHPもAppleには追い付けないようだ。 米国の市場調査会社であるIHS iSuppliによると、2010年、Appleは半導体の最大の買い手になったという。同社はHewlett-Packard(HP)を抑え、半導体の購入費用として175億米ドルをつぎ込み、世界半導体生産量額の6%近くを手にした。 2010年のAppleの半導体購入金額は、前年の2009年の97億米ドルから、実に79.6%も増加したことになる。Appleは2008年のランキングでは第6位、2009年にはHPとSamsung Electronicsに次いで第3位だったという。 Appleが2010年に購入した半導体は、主にiPhoneやiPadなどのワ