今でこそ、金属やカーボンというイメージのある自転車だが、その昔、発明されたころは木製だった。以来、さまざまなメーカー、工房が木製自転車を作り続けているが、ひとつ究極的なモデルが登場した。それがドイツの家具メーカー、トーネットとイギリスの建築家/デザイナーAndy Martin氏によるコラボレーションバイクだ。 木材はその繊維によって振動吸収性に優れている側面があり、重量を考慮しなければ実は乗り心地、乗り味のよい自転車を作れる可能性がある。多くの木製自転車はプライウッド(積層合板)でできており、このような曲げ木のものは珍しい。価格未定。〈Thonet/Thonet www.thonet.com/〉 金属やカーボン素材が当たり前の自転車だが、今でも木製の特別なものを作っているメーカーや工房が世界中に存在している。もちろん性能で最新素材のものに及ぶべくもないが、かといってレースに出るわけではなく