学生の頃から、スウェーデンは一度は訪れてみたい国の一つでした。 ですが、将来まさか移り住むことになるとは思ってもおらず、いざ足を踏み入れるまで、この国の社会や文化の奥深くにまで興味を持つことはありませんでした。「フリーセックスの国」という言葉も(「オープンな性教育」という意味に気付いた時は安堵しました)、「リトル・バグダッド」と呼ばれる地域があるほど移民が多い内情も、移住直前になって知ったことです。 移民系スウェーデン人も世界で大活躍 日本では依然として「移民」の概念が浸透していませんが、特にEU成立後のヨーロッパでは日常化しており、また多くの国が難民受け入れにも取り組んでいます。スウェーデンはその中でも移民に寛容な国として周知されており、様々な国籍が共存している「人種のサラダボウル」国家の一つです。一般的に「外国人=観光客/ビジネスマン」と捉える日本と違って、「外国人=移民」と見なされる