白川 由紀（紀行フォトエッセイスト） - #287 ニッポンの“サービス”と“察しの文化” | mammo.tv

ネパール留学中、大陸をまたぐ"国際路線バス"を企画立案。1994年『ユーラシア大陸横断バス』、1998年『アフリカ大陸縦断トラック』を実現。2002年には『南米大陸縦断バス』を実現予定。 » プロフィール詳細 » コラム一覧 2007-08-03 号 白川 由紀（紀行フォトエッセイスト） 先日、仕事先の方から御招待を頂いて、全日空の国内線のスーパーシートに乗った。 朝だったのでお腹が空いていて、空港内のコンビニで買ったおにぎりをぶら下げて搭乗した。 席についたあたしは、早速がさごそとビニール袋を開け、おにぎりを取り出して頬張った。 その光景を視線の端でキャッチしたきれいな客室乗務員のお姉さんが、ささっと隣にやってきて言った。 「お客様、お飲物をご用意しましょうか？」 たったそれだけのことだったのだが、あたしはあまりにびっくりして目を丸くした。 ついこの間まで行っていたスペインには、あたしが

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でもそれに慣れてしまうと察してくれて当たり前と思ってしまうようになって「空気読め」とか愚痴りだす。