思春期の自殺率が話題になっていたので、世界の統計を見てみたりしていた(完全に世間話の感覚で)。世界の15-19歳の自殺について1984~2002の単年度データをまとめたWasserman, Cheng, & Jiang (2005)、およびOECD加盟国の10-19歳の自殺について1994~2012の複数年データをまとめたRoh, Jung, & Hong (2018)では、日本の思春期の自殺率は集計対象国のほぼ平均に位置し、英仏伊西などの国は日本より良く、米豪加などの国は日本より悪い。また、隣接した国どうしでも大きく異なることがあり、オランダは良好でベルギーは悪く、北欧でもデンマークやスウェーデンは良いがノルウェーやフィンランドは悪いなどばらつきがあり、なかなか興味深いところである。 さて、その中でも目を引いたのはニュージーランドの突出した悪さで、日本の2~3倍に達する。これはツイッター