農林水産業の高度情報システム

国内外の厳しい社会経済条件のもとで，わが国農林水産業・農山漁村の活性化を図るためには，経営体の育成・強化が緊急の要件であり，経営・技術両面にわたる具体的で質の高い情報の体系的かつ継続的な提供システムの整備が不可欠となっている。 近年の情報システム分野の技術開発とその普及には，めざましいものがあり，こうした最新の情報技術を導入・活用することが重要である。 しかし，農林水産業で扱う情報は，自然と生物を対象とするために「多くの専門分野の多岐にわたる知識の結合が必要」で，「地域性が強い」，「取り扱うデータや論理に曖昧性が多い」，「妥当な選択肢が複数ある場合がある」等々，他の産業分野とは異なる特徴を持っている。このため，このような特異性をふまえて独自の情報理論や情報処理技術の開発を行うことが，農林水産業における情報利用の高度化を進める上での大きな課題となっている。 当協会は，平成７年度の単年

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発想支援システム等についてもまとまっている