ホワット・ア・ワンダフル・ワールド An Incremental Approach to Compiler Construction

(via Lambda the Ultimate : An Programming Languages Weblog) 一般にネイティブコンパイラを作ることは，ウィザードの黒魔術だと思われている．これは既存の古臭いコンパイラの本が悪すぎる．なぜなら，難解な理論の全てを理解した上で，低級な言語でチマチマと全てのコードを組み上げるまで，読者はネイティブコンパイラを体験することができないからだ．これでは大量の挫折者が出るのも無理は無い． コンパイラの本は，魔術師たちのための高度な最適化を扱うものと，教育用途と称し，あまりにもつまらないおもちゃ言語と空想上のターゲットマシンしか扱わないものに二極分化している．両者の間の溝はあまりにも深く，めったなことでは超えられない障壁ができてしまっている． ネイティブコンパイラを作るのはけして難しくない．本論文では，本物のプログラミング言語 Scheme (サブ

[Wacky]

一番最初は，scheme の 32 bit fixnum いっこをコンパイルするという，これ以上無いほどの簡単なコンパイラから始まります．