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田中火紗子『土塊』Ⅱ (モダニズム短歌) - bellaestate’s diary
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田中火紗子『土塊』Ⅱ (モダニズム短歌) - bellaestate’s diary
・鳥が驅(かけ)つたあとから 秋の づぬけてしろい雨がおちた ・さびる陽にくまどれ まして 生きもの... ・鳥が驅(かけ)つたあとから 秋の づぬけてしろい雨がおちた ・さびる陽にくまどれ まして 生きものの赤い顔のいろ ・一枚の陽の面へ 赤まんまが はびこつてゐる感性 ・あかるい月は、矛盾だらけの世界にのぼるのが至當である。 ・炭素のもえてるやうなその光を、象徴と感じたならば、それはあられもない──月の苦惱である ・ニイチエを狂死せしめ、あらゆる純粹なものの具現をこばんだがために、──しばらくの月の苦惱がある。 ・雨だ 雜草へ のびあがつてる知覺をまつしぐらに ・むしろ月とならず 肉感のさきの草が飛ぶ ・都會の質量に堪へて 白く 毒だめの花を咲かし ・くれぞらへ凱歌のぼれ 永久にあをい靑麥の性だ ・ふたたび來て孤立す 午後のあらしが麥をたほし ・五月 はやしにさいた黄の花 人間が受胎をおそれ ・紅桃だ いつぱいの この現實を笑つてゐる ・影がながくなり 騎馬の兵士がこの街へきた ・麥のあをい