太陽が眩しかったことを理由とする解雇 - la_causette

池田信夫さんが、解雇権濫用の法理と整理解雇の制限について、そのブログのコメント欄で何か言っているようです。 いずれにせよ、 しかし判例を撤廃することは不可能なので、労働基準法を改正して解雇自由の原則を明記し、解雇できない条件を具体的に列挙して、判例で過剰保護が行なわれないようにすべきだ、というのが私の（というか多くの労働経済学者の）意見です。 とのことですが、立法技法からすると、上記のようなご意見はおそらく尤も稚拙なものといわざるをえないでしょう。すなわち、このような方針で立法を行う場合、「このような理由に基づく解雇は社会通念上許されない」と立法府が考えるものを、発生頻度の多寡を問わず、大量に列挙することが必要となりますし、それだけのことをしてみたところで、会社側としては、具体的に列挙されている事由にあてはまらない事由を名目にしてしまえば、自由に特定の労働者を狙い撃ちで解雇することができる

[ncc1701]

池田さんが相手の時は自信を持って名指しに出来る。

[www6]

国家や会社を相手にした裁判でワリを食うのは個人であるのは間違いないので、池田センセ（with多くの労働経済学者）の言ってることには賛成できません。　それにしても美しい記事タイトル。

[ryuzi_kambe]

『「ただ、太陽が眩しかったから…」　数十年の時を経て、遂に邂逅したあの当時私を解雇した、今やすっかり老いにむしばまれた男、つまり執行役員たる当時の経営者は、こともあろうかそうつぶやいたのだった…。』

[zakinco]

「会社側としては、具体的に列挙されている事由にあてはまらない事由を名目にしてしまえば、自由に特定の労働者を狙い撃ちで解雇することができる」

[mohno]

「多くの労働経済学者」って誰なんでしょうね。

[prettycure]

思わず、ブクマせざるをえないほどの名キャッチコピーだなあ。/最後は「不合理」より「不条理」のほうが気が利いてたな。