通信距離とTCP帯域その５：TCP 帯域の改善方法 | Bio & Ubiq Weblog

往復遅延時間が大きい遠隔地における TCP 帯域を改善する技術的方法として、以下が考えられる。 1. 往復遅延時間を短くする 往復遅延時間を短くできれば TCP 帯域は改善する。それには、2つの方法がある。一つは限界はあるものの最短経路の回線を構築する方法である。例えば与論の場合、鹿児島経由より沖縄経由の方が回線上は東京に近い。これはインターネット接続サービスを提供する各ISPにのみ可能な方法である。 もう一つは、サーバーを近くに置く方法である。最近は複数台の機器によりサーバーを冗長化することが広く行われている。地理的にも分散配置することでより冗長性を高めるとともに東京以外の場所からのアクセスに際して高速化も実現できる。ただし、これはサーバー運用者にのみ可能な方法であり、かつ、各ISPが地方でも相互に接続していないと効果が小さい。 2. 最新のOSを使う Windows XPではTCPウィ