進撃の巨人 第17話「武力幻想」 : ３６０度の方針転換

さらりと２年が経過して、エレンたちの格闘術訓練が描かれる。 訓練している本人たちにも半ば無用の長物と思われていた格闘術が、巨人化したエレンによって強力な対巨人用兵器になってしまったのは皮肉な話である。アニやミカサにびしばしとシゴいてもらえば、エレン巨人はもっともっと強くなれるはず――条件反射で動けるまで叩き込んでおけ！ でも、エレンがなれるのが１５ｍ級程度なら超大型巨人相手に格闘術は通用しまい。５ｍくらいの巨人を捕まえてきて、訓練させればいけるかな。訓練にしてはリスクが高すぎるか。 格闘術に絡めて兵士のスピリットも描かれる。 もしも戦う相手が条約をむすんだ文明国の兵士なら、降伏という選択肢もあるのだが、相手がコミュニケーション不可能で――マガジン本誌でちょっと喋ったけど――人間を胃袋におさめることしか頭にない巨人では人間側も徹底的に戦うしかない。 それにエレンは巨人と戦うことしか頭にないみ

[Nihonjin]

「人間相手が中心の憲兵兵団が格闘術をさぼっていて、点数になる立体機動の訓練に時間を費やしているのは問題が大きい」