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最悪の事態を想像することについて - 内田樹の研究室
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最悪の事態を想像することについて - 内田樹の研究室
年頭なので「2023年はどうなるんでしょう」といろいろな人から訊かれる。そういう場合には「起こり... 年頭なので「2023年はどうなるんでしょう」といろいろな人から訊かれる。そういう場合には「起こり得る最悪の事態」を語ることにしている。 去年の年頭に「ロシアがウクライナに侵攻する」と予測していた人はきわめて少なかった。「ウクライナが徹底抗戦する」と予測した人はもっと少なかったと思う。なぜ予測がはずれたのか。両国の軍事力・経済力・外交力は比較可能であった。そこから推理して、侵攻後数日から数週間でウクライナは屈服し、指導者は亡命し、親ロ傀儡政権ができると多くの人は予測した。でも、現実はそうならなかった。実際に現実変成力を発揮したのはウクライナ国民の「気持ち」であり、それは数値的には考量できないものだったからである。私たちの予測がしばしば外れるのは「人の気持ち」に強い現実変成力があることを勘定し忘れるからである。 ロシアは核兵器を使うだろうか。可能性はゼロではない。ウクライナや近隣諸国を破壊し、