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本の記事 : 〈本の舞台裏〉「日本歌人選」が完結 - 白石明彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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本の記事 : 〈本の舞台裏〉「日本歌人選」が完結 - 白石明彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
「うた」の復権、とたたえてもいいだろう。「コレクション日本歌人選」全60巻(笠間書院、各1260... 「うた」の復権、とたたえてもいいだろう。「コレクション日本歌人選」全60巻(笠間書院、各1260円)が完結した。万葉の柿本人麻呂から前衛短歌の寺山修司や塚本邦雄まで、1300年をたどる壮大なアンソロジーだ。 例えば国文学研究資料館名誉教授の松村雄二さんが担当した「辞世の歌」。太田道灌(どうかん)から三島由紀夫まで44首を収め、読みごたえがある。「我死なば焼くな埋めるな野にすてて飢えたる犬の腹をこやせよ」。この型破りな辞世は歌川広重の作。同じ犬を詠んでも島木赤彦は、「わが家(いへ)の犬はいづこにゆきぬらむ今宵(こよひ)も思ひ出でて眠れる」と、自分の余命よりも行方知れずの愛犬を気づかった。 江戸の侠客(きょうかく)新門(しんもん)辰五郎(たつごろう)は、「思ひおく鮪(まぐろ)の刺身(さしみ)鰒汁(ふぐとじる)ふっくりぼぼにどぶろくの味」と心に残るものを並べ、辞世までつやっぽい。 「国のため重き