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【レビュー・書評】「悪」と戦う [著]高橋源一郎 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)
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【レビュー・書評】「悪」と戦う [著]高橋源一郎 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)
「悪」と戦う [著]高橋源一郎[掲載]2010年5月30日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■「本は生物」、実践とし... 「悪」と戦う [著]高橋源一郎[掲載]2010年5月30日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■「本は生物」、実践として表現 私たちの多くが生きているのは、自由選択とそれによる幸福追求の社会だ。古代のように規定された「善」という概念は成立しがたい。ならば、その対語の「悪」とはなにか?――刊行前には、作者自ら毎夜ツイッターに登場して、本作の創作過程とモデルを明かす書き込みをし、読者と直接対話して反響を呼んだ、渾身(こんしん)の作だ。 序章は、末っ子の言葉の発達をめぐるお話である。後に続く本編と無縁に見えるかもしれない。しかしこれは「悪」という無形のものを、それと戦う過程を、断固言語によって捉(とら)えていくぞ、という小説家の声明と私には思えた。 人が目をそむけるような外見の「ミアちゃん」。この悪の手先に拉致された弟を救いにいく兄の戦いの物語が、並行世界の構造をとりいれて展開する。世界の破滅を食い止め