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紀伊國屋書店 新宿本店5階じんぶんや第六十六講 杉浦康平選「一枚の紙、宇宙を呑む」
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紀伊國屋書店 新宿本店5階じんぶんや第六十六講 杉浦康平選「一枚の紙、宇宙を呑む」
●杉浦康平さんエッセイ 「一枚の紙、宇宙を呑む」 ◎「ただの」紙から、「ただならぬ」紙へ…… 一枚の紙が... ●杉浦康平さんエッセイ 「一枚の紙、宇宙を呑む」 ◎「ただの」紙から、「ただならぬ」紙へ…… 一枚の紙が、机の上に置かれている。なんの変哲もない、静かな日常の風景である。薄くひろがり横たわる一枚の白紙――たとえば仕事で使うコピー用紙――は、ごく日常的な素材としてあしらわれる。ときに見るものの視線にもとらえられず、その幽かな存在感さえ失いかける。 しかしひとたび、なんらかの意志をもつ者がこの白紙に手を触れ、文字を記し、線を引き、色を塗りはじめると、一枚の紙は情報を載せた物体となり、あるいは人の心を映しだす鏡へと変容して、時・空間の中で自立しはじめる。 一枚の「ただの」紙から「ただならぬ」紙へ、ときに「かけがえのない」一枚の紙へと存在感を変える。 ◎紙の厚さをたしかめる…… ごく普通に私たちが使う紙として、A4判の上質紙がある。A4判とは、A0(ゼロ)判という規格紙(ヨコ:タテの比